ブリジット・マクロンを「女クーガー」と命名したのはジャン=マリー・ルペン。クーガーは年下の男性が好きな中年過ぎ女性のこと。これを右派レピュブリカン党の議員がツィートして喜んでいた。この子供じみた(と言ったら子供に悪い!)嫌がらせにマクロンは、
「年齢差が逆だったら、誰も驚かないでしょう。むしろ“素敵”と言われる」
確かに。ドナルド・トランプとメラニアの年齢差は同じだけど、誰も指摘しない。

14日、大統領の権限移譲の式典で。ラヴェンダー色のスーツのブリジット。

ブリジット・マクロン、大統領就任式

シャルリー・エブド5月10日号の表紙はさらに意地悪で悪趣味。
お腹の大きいブリジットにキャッチは『この子は奇跡を生み出すわ』
(それに2人とも全然似てないじゃない。マクロンはニコラ・サルコジみたい・・・)

シャルリー・エブド、ブリジット・マクロンの表紙

ブリジット・マクロンは更年期でもう子供ができない、更年期になると女性としての魅力がなくなるという性差別的な皮肉が込められている。一方男性は原則的に死ぬまで子供が作れ、年とともに魅力の増す人もいる・・・サイテー

この表紙には批判多く寄せられた:
『ブリジットが夫より年上だってことはみんな知っている。それがどうしたって言うの。自分よりずっと若い妻がいる男性を風刺したらどう?』
『これを描いたのは女性ではありえない。こういう悪趣味の皮肉は男性しか描けない』
『シャルリー・エブドも程度が低くなったもんだ』
などなど・・・

中傷を向けられているのは妻だけでない:24歳年上を妻にしたのはゲイの“カモフラージュ”。
そして、Radio France社長マチュー・ギャレと交際しているという噂が流れた。
「もし私がマチュー・ギャレか他の誰かと二重生活をしているという人がいたら、その人が見たのは私のホログラム、私ではない。私はずっとブリジットを一緒にいて、しかも彼女に払っていない」と選挙集会の観客を笑わせたマクロン。
“払っていない”は、奥さんへの架空給与がすっぱ抜かれたフランソワ・フィヨンへの皮肉だ。
後日、雑誌のインタビューで、
「この噂の背後には2つの醜悪な考えがある:『年上の女性と暮らしているこの男がホモセクシュアルでないわけがない』という暗黙の女性蔑視。そして『なーんだ、彼はゲイなんだね!』というホモフォビー(同性愛嫌悪)。もし私がゲイなら、はっきり言っていた。今日、ゲイであることに問題はないんだから」(パリ市の前市長、ベルトラン・ドゥノエはゲイであることを公表して当選した)。

ブリジット&エマニュエルのカップルは外国では“現代的カップル”“上手くいっている再構成家族”と評価されているというのに。
男女関係では先駆者であるはずのフランス、時代錯誤の嫌がらせはいい加減にしてよ!


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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