進化した?フランス人の衛生観念

パリに住み始めたころ、メトロに乗ってきたオジサンが、持っていたバゲット(裸の!)を無造作に座席に置くのを見て仰天したもんだ。最近はさすがに“不潔は病気感染の原因になりうる”のがわかってきたようで何より。
日曜日に朝市で買うジュルナル・デュ・ディマンシュに「もう、しません!」という記事。ふだん、何気なくやっていることで、これはやめたほうがいいのは:

地面に落ちたおしゃぶりを舐めて洗う
赤ちゃんが落としちゃったおしゃぶりを拾って、舐めて“消毒”して、再び赤ちゃんに与えるお母さんやお父さん(うちの中で落としたときはやったかも。地面に落ちたのを舐めたら、私が病気になるじゃない!)
2013年のスウェーデンの調査によると、「親の唾液と接触することで、赤ちゃんの免疫力が強化される。その結果、アレルギー、喘息などになりにくい。」
一方、フランス小児科団体は「親の呼吸器系ウィルスやヘルペスに感染する危険あり」。どっちが正しい?
結論は、やむ負えないときはやっていいけど(Tシャツなんかで拭くより消毒になる)習慣にしてはダメ。
おしゃぶりを数個持って出かけるとか、チェーンつきのがあるでしょう?

病気になったあと、同じ歯ブラシを使う
歯を磨くたびに、口の中のバイキンが歯ブラシに残るので、流感、風邪、胃腸炎などに罹ったあとは歯ブラシを変えるべき。変えたくない(つまりケチな)人は食器洗い機(一番高温)で洗う。

一日一回以上身体を洗う
水+石鹸は皮膚の水分や皮脂を奪うので、洗いすぎは、乾燥(その結果)痒みや炎症の原因に。逆に洗わなすぎ(3日に一度とか)は、真菌症や毛穴が詰まって吹き出物の原因に(さらに他人の迷惑・・・)
中性石鹸(シャワージェル)で一日一回洗うのが一番。汗をかいたら夜洗うこと(この暑さで、汗びっしょりで、そのまま寝る人が少なくない。まだ進歩が足りない)

トイレの蓋をせずに水を流す
水洗は“流すもの”をスプレーのように空気中にまき散らし( !!)、それがタイルやタオル、歯ブラシ(バスルームにトイレがある場合)の上に落ちる( !!!)
2012年のイギリスの調査によると、蓋をしないで流すとトイレ(バスルーム)のバクテリア数が12倍。

これを読んだ夫が「トイレに張り紙をしよう!」
“うちに帰ったら手を洗う”習慣をつけるまでひと苦労したこの人が、なんという進歩!私は感慨をもって夫を見た。


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コメント
こんにちは。いつも楽しく拝読しています。
おしゃぶりもバゲットも…ビックリです! よく皆さん病気になりませんね。

アメリカ滞在中ですが、私もこちらの人たちの衛生観念には驚きます。つかないペンをべロリと舐めたり、ペットを触った手でケーキを食べたり、机の上に靴を履いた足を載せてみたり。家に帰って手を洗う人なんているのかどうか? 免疫力を鍛えていると思うことにしていますが、やはり日本は清潔ですね。その割にアメリカにアレルギーがものすごく多いのも興味深いです。
Re: リリー様
コメントありがとうございます。
アメリカはヨーロッパよりきれい好きな印象ですけど、そうなんですね。
靴は一緒。夫が、修理から持って帰った靴をテーブルの上に置いたときはのけぞりました。
もうさせませんけど。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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