コレット、長寿の理由

「すべての良いものには終わりがあります。驚くべき20年間の後、12月20日、コレットは扉を閉めることになりました。コレット・ルソーはのんびりしたい年齢になり、コレットなしで“コレット”は存在しません。
このお店はSaint Laurentになります。何度もコラボレートした著名なブランドがこのアドレスを引き継ぐことを、私たちは誇りに思います・・・」
インスタグラムで閉店を伝えたコレット。

コレット閉店

1997年、コレット・ルソー&サラの母娘が、サントノレ通り2013番地に開いた3フロア700㎡のお店。
《スタイル・デザイン・アート・フード》という英語のキャッチに、コスモポリタンな場所にしよう、という野心が表れ、事実その通りになった(逆に言えば、フランス人は少なかったわね)

コレット閉店
photo:20minutes

2年間、コレットの近くにオフィスがあって、時々覗いた。
聞いたことのないデザイナーの服を「誰が着るの?」(着こなしが超難しそう)「誰が買うの?」(値段・・・)と物色。
Julien David, Thom Browne, Mary Katrantzou・・・などコレットのお陰で有名になったデザイナーやブランドは多い。

コレット閉店

直営店でしか売らない方針の高級ブランドも、コレットのウィンドウだとOKした。
毎回ソルドの先駆けをしても怒られなかった。
地下のウォーターバーはスノッブなだけかと思ったら、意外と美味しいし。
「ブティックというよりファッション雑誌に近いかも」とサラ。

確かに、コレットにはいつも人が多い(ファッションウィークの頃は特に)わりに、コレットの袋を下げて歩いている人が少ないと言われる。それでも盛衰の激しいコンセプトストア界で20年栄えた訳は?
『フラストレーション』がマーケティングのキーワード。
ストックを置かない(つまりすべて1点もの)方針は、お客に決断を迫る:明日はもうないかもしれない。そうなったら大後悔する。すぐ買うしかない(なるほど・・・)
衝動買い、インスタとSnapchat、《See now/buy now》の世界だ。
今を生きること、を実践して20年。コレットとサラ母娘は引け際も潔い。


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コメント
初めまして
blogも本もいつも楽しみに拝見しています。
たった今、ロワシーに着きまして、blogを拝見していたら、コレット閉店!とは!
何度か行ってもいつも何も買わない…と言うか独創的すぎて欲しいものがそんなにないのですが、閉店となると寂しいです。
すごい決断ですね。
驚きました。
Re: ひよこ様
ありがとうございます!
コレットは、店内の香りと音楽も特別な空間にしていますよね。
近くまで行くと、一回りしていました。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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