田舎の週末:お墓巡り

「新学期が近づいてきました」「マクロン大統領はバカンスを早めに切り上げパリに戻ってきました」とニュース。
急かせないでよ、まだ10日間あるでしょ。

金曜日の夜、シャンパーニュ地方の田舎に行く電車に乗った。ほぼ満員。
パリは午前中土砂降りだったけど、駅に着くころはうっすら夕焼けが広がっている。果たして翌日は太陽が顔を出した。

夫と花屋さんで鉢植えの花を2つ買い、義父と、春に亡くなった従弟のお墓詣り。墓地はうちから歩いて3分の教会だ。
人口200人足らずの村の真ん中にある墓地だからいつも花いっぱい。

フランス田舎の教会墓地

これは造花。村の花屋さんには一目でわかる造花がたくさん売られている。
それが汚れてくると「ないほうがまだマシ」という状態に。

フランス田舎の教会墓地

おお、メッセージが並ぶ人気のお墓。村の名士一家だそう。

フランス田舎の教会墓地

その名士の先祖のお墓は19世紀のもの。ラテン語で書かれている。

cemetiere4.jpg

ベビーサークルのような囲いの中に雑草がぼうぼう。
「夏草や、兵どもが夢の跡」が浮かんだ。え、意味が全然違う?そうですね。

フランス田舎の教会墓地

墓石も墓碑銘もなく、知る人ぞ知るというオリジナル・バージョン。

フランス田舎の教会墓地

“放棄されたお墓”。委譲されてから30年以上経ち、最後の埋葬から10年以上経ち、誰も手入れに来ないお墓は“放棄”とみなされ、他の人に譲渡される。こんな目に遭ったら浮かばれない・・・

フランス田舎の教会墓地

ジャン=ピエールのお墓は曲線がニューウェーブ。埋葬は3月の終わりだったのに墓石が届いたのは数日前。
右端にちょこっと見える黄色い花が私たちから。

フランス田舎の教会墓地

ジャン=ピエールが村にもういないことがまだ信じられない。今にも、けたたましい音のトラクターに乗って一杯やりに来そうな気がする。彼の幽霊なら歓迎だ。



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コメント
日本旅行から帰国して遠方へお墓参り、お疲れのことと存じます。
墓石の上に並んでいる写真立のような四角いプレートはなんですか?
パリに住んでいた頃、近所にこのプレートの専門店がありましたが
慣習・文化的背景など詳細がわからず気になっていました。
Re: ミライ様
コメントありがとうございます。
私も最初「?」で、調べたら、これらのプレートは家族や友人からのメッセージだそうです。
故人と送り主の名前を刻んだシンプルなものや、「愛する妻へ」とか「君はずっと心の中で生きている」などのメッセージつきのがあります。教会の墓地では、プレート全くなしのお墓もけっこうありました。
ご返答ありがとうございます。
故人へのメッセージを形にして
しかも半永久的に残る方法をとるというのは
日本人にはない考え方ですね。
毎日仏壇に手を合わせたり話しかけたりしているから必要ないのかしら。
逆に日本人が、お客様からのお土産や、大学の合格通知書を
一時的に(数時間~数日間)仏壇に供えたりすることを
フランス人は不思議だなあと思うんでしょうね。

夏のお疲れが出ませんようご自愛専一に。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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