長谷川たかこのパリのふつうの生活
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パリのふつうの日常
Yさん、お元気ですか?
DATE : 2008-08-28-Thu Comment 0
すれ違いで、東京で会えなくて残念でした。今回も暑くて、慌しく、密度濃い2週間でした。
さて、ストンと15度は低い曇り空のパリに戻ってくると、「田舎に帰ってきたみたい」というのが娘の第一声。
たしかに、忙しくめまぐるしく活動し続ける東京から戻ると、対照的な静けさ。
そして東京は、消費への誘惑が絶え間ない街です。10mおきにあるコンビニ(珍しいからつい入って、要らないものを買ってしまう。でもこれだけあってよく共存していけるなあ・・・)、林立する自動販売機、お惣菜が勢ぞろいするデパ地下(東京にいたら、多分料理をしないでしょう)、日曜日に全部開いているお店(ご存知のようにフランスで日曜日開店の許可を得るのは至難の業)・・・

それに日本人は“隙間なく”モノを発明するのが得意ですよね。例えばサランラップ。フランスのサランラップはワンサイズ、レモンの切り口を包むのだってでかいのピッと・・・切りたいとこだけど、切れません!ギザギザがちゃんと作られていないので無理に切ろうとすると、箱のほうがグニャと変形してしまいます。日本には用途に応じて3サイズくらいあるし、切れ味も抜群。

パリと東京で共通なのが「物価上昇、上がらないのは給料だけ」という現状です。
でも、日本人のほうが大変なんじゃない?というのは、フランスにはお金をかけないで楽しめる娯楽が結構あるから。パリの区ごとにあるプールは1,5ユーロ、夏の間、セーヌ河岸をビーチに変えるパリ・プラージュはタダ、美術館もタダで入れる日を設けているところが増えています。
バカンスだって、田舎や海辺に住んでいる友達の家に転がり込むという習慣(?)があって、不況になるとバカンス村やホテルを倹約して、友達の家にいく人が増えます。狙われた“友達”はいい迷惑、と思うでしょうが、彼らがパリにくるときは逆に泊めてもらうのでバーターというわけ。
一方、日本では娯楽、ストレス解消というと、真っ先に思い浮かぶのが買い物・・・レストランや旅行にしてもお金がかかるものが多いので、節約の時代はストレスが溜まりそう。

フランスにはコンビニはないし、自動販売機はお釣りが出ないし、8月は多くの店がバカンスで閉まっているし、それで「購買力が伸びない」と嘆いているから、両極端ですね。日本と足して2で割ればちょうどいい・・・と思いつつ、デパ地下がないから、今夜もご飯を作る私。

ではでは、パリか東京で再会できるまでお元気で!



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