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利用者たちが高速バスや車の相乗りで必死に目的地にたどり着こうとしているのを尻目に、国鉄SNCFはスト2日目。

電車が着かないから乗客もいない。暇ねぇ・・・

フランス国鉄スト
photo:ouest-france.fr

“週2日ずつ3ケ月”という新型長期スト。
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フランス国鉄スト カレンダー

鉄道員たちも『好きでやってるわけじゃない』というストをなぜするんだろう?
法案の内容の:
①鉄道員の特権的労働条件の廃止
②民営化の可能性
③地方の小線の廃止案
④重い負債に関する記載
などに反対しているからだ。

中でも一番反対している①の特権的労働条件とは、早期定年(過酷な仕事だから)、家族まで大幅割引(おじいちゃん・おばあちゃんまで年4回無料で乗車)などの他企業にない特典・・・でもこの労働条件って1世紀近く前からあって、当時は石炭くべて真っ黒になって肺を冒して、と確かに過酷な仕事だった。今は全部オートマチックでしょ・・・

④の負債額は450憶ユーロに上り、SNCFは「この負債の責任は国にあるので、国が肩代わりすべきだ。」ところが、法案にはそれが記されていない。
この膨大な負債のため、システムや機械の改良工事ができず、去年のモンパルナス駅のようなことになる。いかにしてこの累積赤字を減らすかの改革法案に、悉く反対して「国が肩代わりすべき」なんて!

ドイツの組合は「改良」するためにストし、フランスの組合は「抗議」するためにストをする、と言われるけど、とにかくフランス人は、一度ゲットした権利を、どんなに状況が変わろうとも死守しようとする。
アンケートによると過半数が「マクロンは最後まで折れないだろう」。そう、折れちゃダメよ。SNCF対マクロンの根競べ。

一方、SNCFのストを支持する、理解できる、という人も少なくない。スト支持デモまであった(マクロン反対デモだろうけど)。
電車がなくて相乗り、バスと乗り継いで、でも結局目的地にたどり着けなかった女性がラジオのインタビューに答えて、
「でも鉄道員の気持ちもわかるわ。いろいろ優遇があるから入社しようと思うわけで、それを急に止めるなんて・・・」
アンタたち、マゾ!


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コメント
今回のストはかなり大規模のようですね。
個人的には6月初めからフランスへ行くので、その頃までに解除されればいいと思うのですが、、、、でもマクロンも組合もどちらも折れなければ、スケジュール通り決行されるのでしょうね。。
国内の移動が大変なことになりそうで恐ろしいです。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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