ジーンズ再発見

jeans

ジーンズを10年くらい履いていない。最後のジーンズをショートパンツにしようとぶち切って、失敗して捨てたのはいつのことだったか?
なぜ履かないかというと、似合わないから。黒人のモデルの、短くて立体的なお尻の上にシャンパンのボトルがのっている写真を見たとき、「あ、こういうオシリだとジーンズが似合うんだ」と理解し、あまりの違いに履く気がしなくなった。

それ以来、365日のうち340日はスカートかワンピース。
最近、スカートとプルオーバーの組み合わせに疲れてきた。ふと子供たちの格好を見ると、毎日ジーンズだ。息子はともかく、娘が毎日履いてるってことはスカートよりラクなんだろうな。急にジーンズが履きたくなった。
「でも似合わないんだよね」と友達にいうと、「誰でも似合うモデルが見つかるのがジーンズなのよ」で、私に似合うのはスリムだと断言する。
そこで、デパートに出かけて片っ端から試すことにする。リーヴァイスのスリムはストレートに近い感じ。脚長に見えるという定評のジョゼフ。Acne Jeansなんて知らなかったぞ・・・次々と試したら疲れて頭が混乱して、何も買わずに出てきた。

数日後、本屋に行こうと歩いていたら、ウィンドウにスリムジーンズのマネキンが立っている。良さそげ。お店に入って試して、買ってしまった。
JOE’Sというブランド。何しろ10年間買わなかったから、ジーンズは知らないブランドだらけ。

joes

さて、そのジーンズを履いた日。今まで、私のことを中身までヴィンテージみたいに見ていた子供たちが「おっ!いいじゃん」「ママン、素敵」と初めて褒められた。要するに、初めて彼らの美意識にひっかかる格好をした、ってことだろう。
外に出ると、スカートの隙間風がなく(パリは今とても寒い)快適だ。履きなれている人には当然のことでしょうけど。なんだか自由になった感じ。ジーンズはスゴイ!でもこれって本当は、自分のつまらない思い込みから解放された快感なんだと思う。




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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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