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“美しい場所”のおばあさんと眼医者さん

結膜炎みたいなので薬屋さんで買った目薬を差していたけど悪化するばかり。段々ウサギのような赤い目になり、4日目には両目が見事に腫れていた。
人の顔の変化に無頓着な夫が「おお!」と言うほど。

すぐ薬屋さんに駆け付ける。アジア人はみんな目が腫れぼったい、と信じて「大したことない」なんて言ったら怒るよ。
そしたら、
「アラ、両目腫れてる。お医者に行ったほうがいいですよ」
「でも明日帰るんで(グスン)」
「それでも今日お医者に見せたほうがいい」
と薬屋のおばさんは3人の眼科医の電話番号を書いてくれた。

パリの眼科事情(2か月待ち)を思い出し、あまり期待せず1人目に電話したら、「ふむ、じゃ45分後にいらっしゃい」とウソのようにあっけなく予約できた。
その眼科医は、今まで行ったことのない一画にあり、小さな朝市を発見。

ボーリュー朝市

道の名前が表示されていないので、途中で小柄なおばあさんに、
「Marinoni通りに行きたいんですけど」と尋ねると、
「ここがMarinoni通りですよ。36番地?じゃこのまままっすぐ」
と教えてくれる。
Spotifyのプレイリストを聴きながら歩き、ふと番地を見ると「10」じゃない!
逆方向だったんだ、と回れ右したら、さっきのおばあさんがこっちに向かって走ってくるのが見えた。
「間違えたわ!逆でした」
「追いかけてくれたんですか?」
「そう、呼んだけど聞こえないみたいだったんで」
スミマセン・・・音楽聴いてました。
おばあさんは私を36番地まで送ってくれた。すごく親切。

大阪のオバサンに道を聞くと、ほぼみんな「わたしも同じ方向に行くから」と連れていってくれる、という話を思い出す。
日に焼けて引退間近に見える眼医者さんは、より強力な目薬を処方してくれた。
思わず、
「あの、ふつうは何日待ちくらいで予約が取れるんですか?」
「ふつうは当日」
ウソ・・・
「ご存知と思いますけどパリは平均2か月待ち」
「あの法外な家賃なら!30年前40年前の家賃を払っているお医者が引退した後、それを引き継ぐ若いもんがいないのは仕方ないでしょう」
ごもっとも。
しかし人口3500のボーリューに眼医者3人はすごい。シャンパーニュの田舎町は人口3700で眼医者ゼロだもの。
冬は零下10度になるところより、風光明媚な南仏に開業したい、その気持ちはわかるなあ。

「フランス女性はなぜ産んでいるか」についてのインタビュー記事です。ご興味あれば!


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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