FC2ブログ

三重苦の土曜日

21日の土曜日は、ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)、Marche pour le climat(環境のための行進)に加えて、年金制度改正反対とデモが3つも。“うちから出ないほうがいい”日になった。

パリだけで7500人の警官&憲兵。
この写真で見る限り、警官のほうがずっと多いじゃない・・・

黄色いベスト 2019/09/21
photo:OuestFrance

シャンゼリゼ通りに集まった黄色いベストたちはたちまち警官に取り囲まれた。
この中には“Ultra Gilets Jaunes/超黄色いベスト”と呼ばれる過激派と壊し屋ブラック・ブロックスが混じっていた。
黄色いベストのひとり、50代男が警官に、
「てめぇらみんなバカ野郎だ、腰抜けだ!わしらの時代のポリスはこんなじゃなかった!」と食ってかかる。
警察を侮辱&反抗は禁固、罰金の罪だ。身分証明書を求められ、この男が取り出したのは警察手帳。尋問した警官はぶっ飛んだ。
この男、ニコラ・Cは内務省付きのテクノロジー&情報課の警察部長で、この日はオフ。尋問されてからも悪態をつき続け、警察署に勾留された。勾留されてもまだわめき続けるので、こいつちょっとおかしくない?ということになり精神鑑定にかけるそうだ。

シャンゼリゼから追われた黄色いベストたちは欲求不満で、サンミッシェル通りの『環境のための行進』に紛れ込むことにする。

Macron roi de blabla=口先だけの王様、マクロン

環境保護の行進 2019/09/21
photo:leparisien.fr

過激派&壊し屋1000人あまりも加わり、サン・ミッシェル通りはウィンドウやバス停が壊され、バリケードが燃やされた。

環境保護の行進 2019/09/21
phoot:libération.fr

他の国では警官隊との衝突もなく行われた環境保護のデモが、フランスではなぜこうなるのか?という問いはズレている気がする。外国メディアはよくフランス革命を引き合いに出し「国王の首を刎ねた国民だから・・・」というけど、短絡的ではない?
そこに黄色いベストや壊し屋が紛れ込んだからで、環境保護を訴える人たちのせいではない、と信じたい。

この土曜日、フェイドアウトしているか見えた黄色いベスト運動が再燃したのは事実。
問題は、なぜマクロン大統領は庶民の怒りを鎮められないのか?だ。
きのうのデモの様子を一部始終、観察していたというマクロン、一体どういう答えを用意するだろう?


ランキングに参加しています。クリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ