長谷川たかこのパリのふつうの生活
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パリのふつうの日常
リッチな人たちの苦労
DATE : 2006-09-04-Mon  Trackback 0  Comment 0
フランス 暮らし

友人が「フランスにおけるユダヤ人の歴史」という、まじめに見たら75時間というDVDを5年かかって作り、その完成記念ディナーに呼ばれた。住所はフォーブール・サントノレ通り33番地、名前はInterallie(アンテラリエ、写真が入り口)。そんなところにレストランなんかあった?と思いつつ着いてみると、そこは会員制のクラブ。何でも1917年にマルク・ド・ボーモン伯爵とフォッシュ将軍が、アメリカが参戦したのを機会に連合国の要人を迎えるために作った、という由緒ある建物だそうだ。今はロータリークラブのように、選ばれた会員が高い年会費を払って使っている。樹木が美しい中庭でシャンパンが抜かれ続いて夕食。メンツは、リッチでインテリなユダヤ系フランス人が主で、私の前には上院議員夫人、隣は財政コンサルティング会社社長など。かなり退屈したが、フランスの金持ちは本当に金持ちだと実感。別荘を持つ苦労とか宝石の隠し場所など、実用的ではないけどへぇーと思う話題が3時間続いた。ちなみに宝石の隠し場所はですね、?子供部屋、?靴下の中 ?冷凍庫。でも、冷凍庫にジュエリーを隠してバカンスに出かけている間、冷凍庫が故障し、留守番のお嬢さんが気を利かせて「中身を全部捨てて、掃除しといたわ」という失敗例もある。パリの骨董屋と地方の別荘荒しが連携しているというのも知らなかった。骨董屋から「xx年代の家具が欲しい」と“注文”を受けると、目星をつけておいた別荘に盗みに入るというわけ。中には、誰かに入られた形跡があるのに、何も盗まれていない。おかしいな、と思っていたら、自分の家具や絵画が地元骨董屋のカタログに全部のっていた、という話もある。金持ちもそれなりに苦労が多いんだ、と、まぁあまり退屈はしなかったわけです。

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