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ストを恨む

毎日病院通いをした10日間は往復にひと苦労だった。病院に行く5番線は殆ど動いていない。
91番のバスは「4本に1本」。やっと来たバスはステップまで人が溢れて乗れず、次を待つことに。
タクシーは赤ランプばかり。待つより歩いたほうが寒くない。うちまで約45分。
オステルリッツ駅がある大通りを下り、サン・ベルナール河岸からシュリー橋を渡ると、彼方に7月革命の塔が見え始める。
橋から見る夜のセーヌ河は綺麗なことは綺麗だけど、ひどい渋滞。病院のマスクを捨てないで持ってくれば良かった。

やっと空車を見つけた日は「地獄で仏!」
しばらく走ったとこで運転手さんが、
「子供がひとりで留守番してるんで電話してもいいですか?」
お客に断りなく、友達や彼女と長々電話する運転手が多いので却ってびっくりする。
どーぞどーぞ。
「オスカー、パパだよ。今ひとり?」
「ウィ」
「〇〇は来なかったの?」
「ノン」
「ゲームしてるのかい?」
「ウィ」
「ご飯食べた?」
「ノン」
「パパは家の近くを走っているから何か届けるよ」
「ウィ」
電話を切ったあと、思わず
「息子さん、おいくつ?」
「12歳」
やっぱり。
息子がその年の頃、ゲームばっかりしていて返事は「ウィ」と「ノン」だったのを思い出す。

翌日はラッシュ時を避けて早めに病院に行った。日のあるうちに病院の姿を見るのは初めてだ。

本物の道路が通っている。

IMG_20200105_163404.jpg

えっ桜?気温は10度前後、だけどいくらなんでも早すぎない?

IMG_20200105_163734.jpg

思いがけない桜の花で、私は元気が出た。


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コメント
お大事に
ストライキのなか病院通い、タイヘンですね。

ピティエ・サルペトリエールは長い歴史のある病院で、正面入り口の近くに、精神病患者を鎖から解放したフィリップ・ピネル医師の像がありますね。

チャペルは外から見ると立派だけど、内部は人影なく、考えごとするのに悪くないかも。

ご主人の回復をお祈りしています。
Re: カサイ カオリ様
ありがとうございます。
道を間違えずに病棟にたどり着くことに集中し、フィリップ・ピネル医師の像は気が付きませんでした。
もう使われていない、お化け屋敷のような建物もありました。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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