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日本の開業医とここが違う

今週は、日本の研修グループの通訳をしている。朝暗いうちに家を出るなんて久しぶりだ(あまりに久しぶりなので言いたくなる)。
小学生の子たちとすれ違う。学校は8時からだったのね。子供が大きくなって忘れていた。

ある朝、突然、日本の社長さんの声が出なくなった。
「熱は?」
「ない」
「咳は?」
「出ない」
社長さんは本社と交渉やスピーチもあるし、声が出ないと仕事にならない。
夕方、お医者さんにお連れすることになった。

Doctolibで予約できた開業医は若い女医さんで、英語をしゃべる。
「熱は?」「咳は?」と同じような質問をしてから喉を診て、
「ウィルス性のLaryngite(急性声帯炎)ですね」

Larynx(喉頭、図の赤印のとこ)の炎症だ。

voies-aeriennes-superieures.png

コロナウィルスだったらどうしようと思っていた。良かった!
女医さんは、コーチゾン入りの喉スプレーと、それでも声が出なかったときのためにコーチゾンの錠剤、鼻に海水のスプレーの処方箋を出してくれた。
「錠剤はスプレーじゃ効かなかった時だけですよ。なるべくなら飲まないで」
「スプレーの後は必ず口をすすいでください。コーチゾンは口内の微生物を殺してしまんで口内炎とかになったらいやだから」
説明も丁寧だった。

でも社長さんがびっくりしたのはこの3点。
-看護婦さんがいない。「日本はどんな小さな医院でも看護婦さんがいる」
そうだったかも。フランスは受付の女性がいる医院もあるけど、看護婦さんがいるのは滅多にない。
-日本に比べて薬を出さない。
たしかに5年くらい前から薬はあまり出さない傾向。咳が出ても、止めないほうがいいと咳止めは出さない。
-3つ目は「お金を払ったとき“メルシー”と言われた!」
なるほど。日本のお医者さんは絶対言わないだろう。

住んでいると当たり前になっていることが、言われてみると「なるほど」だ。
さすがに社長さん、病気になっても観察力は衰えていない!


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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