
「週末に友達とレ・アールのソルドにいきたい」と娘が言うので、「大人がついていかないとダメよ。一緒に行ってあげようか」などと軽々しく答えたことを、のちに後悔することになる。
土曜日になってみると、たしか単数だった友達が5人になっていて、これじゃソルド・ツアーの添乗員!でも前言は翻せない。
彼女たちのプランは、ケレール通りを見てからフォロム・デ・アールに繰り出そうというもの。
ケレール通りはゴシックとゴスロリのメッカ。通りの周辺も、黒尽くめ、または黒にフラッシーな原色をあわせた若者がゾロゾロしていて、別の惑星に来たような印象。
この通りのブティックは、ソルドにしなくても売れるので、下げ幅は小さい。娘が選んだトレーナーは、わずか10%オフというケチさ。
ここで買ったのは娘だけ・・・と、よく見ると、ゴスロリがかった格好をしているのは彼女だけだ。いいのかしら?

寒い中をそこからレ・アールへ。途中の噴水が凍っているのにびっくり。歩けるくらいしっかり凍っている(写真の女の子は、パリジェンヌの代表的スタイル:モノトーンに赤い小物でアクセント)
フォロム入り口の人出を見て、回れ右して帰りそうになる。なにしろ今日はソルド開始後、初めての週末、一番人が多い日だ。覚悟を決めて突入。
フォロムの中では、ジェニファー、アクセサリーのクレールズ、H&Mなどを見る。見るといったって、私は彼女たちが迷子にならないように見張っているのが役目。「レナはどこに行った?」「お財布、気をつけて!」「はぐれたら携帯で電話するのよ」
さて11歳-12歳の中学生5人、みんなソルド用に親からお金をもらってきている。絶対今日中に使いきろうとする子、見るだけで何も買わない子、ひたすらベーシック好みの子など色々で面白い。ひとり、両親が離婚している子は、《父親のウチ用》と《母親のウチ用》に服を買わなくてはならないと、必死だ。
このソルドツアー、午後3時から8時までかかり、最後のレジは子供たちに並ばせて、私はぐったり座っていた。いやー疲れた、足が棒のようだ。
這うようにしてうちに帰ったら、娘の赤いスリムパンツに早速兄貴からクレームがつく。ジーンズはブルー、黒、グレイ、白に限る。赤いジーンズなんてもってのほか。妹とは絶対一緒に歩かない・・・父親は何もいわないのに、コンサバの息子がうるさいのだ。私も着用禁止になったコートがある。

戦利品を着た娘:トレーナー(38ユーロ)ベルト(10ユーロ)ブレスレット(友達からのプレゼント)

「ここをズームにして」だそうです。
赤いスリムは、ほとぼりが冷めてから着るつもりらしい。
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