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マスクを巡る光景

「すごい光景を見ちゃった」と娘が怒りながら帰ってきた。
彼女が友達とメトロのホームに着くと、RATPの安全監視員3人が目を光らせていた。
そこへマスクをしていないフランス女性。監視員のひとりが、
「マスクしてください」
「あ、すみません」
女性がバッグからマスクを取り出したとき、監視員たちが駆け出した。その先にはマスクをしていない黒人男性。
彼は突進してくる監視員の姿を見てホームから走り去ろうとしたけど、取り押さえられ、
「3人で組み敷いたの。顔を地面に押さえつけて!」
何か盗んだわけでも、人に怪我させたわけでもなく、たかがマスク。
「みんなショックで、見ていたおばあさんと子供は泣いていた」と娘。
「それでその男性、どうなったの?」
「遅刻するんで最後まで見られなかった」
135€の罰金は間違いないけど、まるで凶悪犯のように3人で組み伏せるなんて、人権問題だ。
「名誉棄損で訴えるべき!」とわたし。

娘の話はまだ先があった。その後、乗り換えた線では車両の中に安全監視員がいて、
「マスクを顎に下げているアラブ系の男を見つけて、引っ立てて次の駅で降ろしたの」
彼も135€。

「マスクしてください」「すみません」とは何と違う扱い。
まさに警官の人種差別暴力が問題になっているのに、信じられない。甚だしき権力乱用。

もうひとつ信じられない話は、セーヌ河岸。

セーヌ河岸
photo:Liberation

密着して戯れている若者たちを見て、ラジオのジャーナリストが、
「君たち、マスクもしないでアブナイじゃないか」と言うと、
「秋にまた隔離になるかもしれないから、今のうちに愉しまなくちゃ」というお答え。
それ、論理が逆でしょうが!再び隔離にならないために「マスク」「ソーシャル・ディスタンス」と騒いでいるのに。
彼らは罹っても症状が出なくて、他人にばら撒くのだ。
まったくどいつもこいつも・・・


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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