ピカールのない食卓なんて・・・

『パリっ子のお昼ごはん』に登場の男性が、お昼にPICARD(ピカール)で冷凍メニューを買ってオフィスで食べる、と語っていた。
そう、ここ数年でPICARDの進歩は目覚しく「冷凍食品=早くて不味い」というイメージを塗り替えてしまった。(何ももらってないけど)うちの食卓、PICARDなしでは語れない。

便利なのが野菜。インゲンやほうれん草、クルジェット(ズッキーニ)などがすぐ使える状態で1kgパックになっている。洗ったり、切ったり、筋をとったりする手間がなく、冷凍じゃない野菜と同じくらい美味しい。
野菜ミックスは「インゲン+ブロッコリー+ニンジン」「茄子+トマト+モザレラ」などが組み合わされていて、好きな量だけフライパンにぶち込んで、数分かき混ぜるだけ。値段は“野菜そのまま”は1kgで2ユーロくらい。ミックスで4ユーロ弱。それぞれの野菜の下ごしらえを考えると、涙が出るほど便利でお得だ。

昨日の晩御飯:グリーンアスパラ(凍ったまま蒸し器で15分)、茹で上がりにパラパラと塩を振って、タルタルソースで食べる。

asperges

メインはパーチのムニエルに前出の「茄子+トマト+モザレラ」、こってりした付け合せで淡白な魚を「美味しい」といわせるワザ。

perche

サーモンや鯛、鯖が4切れから10切れずつパックになっているのもお薦め。釣り上げて船の上で冷凍するらしいので、パリの魚屋で買うのより新鮮だ。

豚肉や牛肉のカレー風味やハーブでマリネしたのも美味しい。
牛肉ってそのまま冷凍すると、同じ牛肉とは思えないほど、筋っぽさが前面に出て、味がなくなるものだけど、マリネにするというテがあったのね。
冷凍食品業界を独走するメーカーだけに、一日中「凍らしては解凍して試食する」を繰り返しているのだろう。さすが。

その研究結果が如実に現れているのが“ゆでたパスタの冷凍”である。
『鶏と夏野菜のスパゲッテイ』『サーモンとズッキーニのタリアテーレ』など、フライパンで炒めるだけのパスタシリーズ。茹で加減がちょうど良く、味付けもいいので、遅く帰って、腹を空かせた家族がもう待てない、という時に便利。ただ主役であるはずの「鶏」や「サーモン」が少ないのが欠点。生存競争の激しい我が家で、ちょっと遅れて食卓に到着した人は「今日はベジタリアンメニュー?」というハメになる。

さてPICARDで、絶対買ってはいけないもの:お寿司の冷凍!
sushi

夫が「買う」というのを断固反対したが、会社の近くのPICARDで買ってお昼に食べてみたそう。
「あんな不味いもん、生まれて初めて!魚がちょうど良く解凍してもご飯がまだ凍っていて、ご飯が解凍したときには魚は蒸魚になっている、その上ご飯がパサパサ・・・」だから言ったじゃない!

ところが最近の日本食の流行にあやかろうと、目下「ジャポン特集」をやっていて、このお寿司をガンガン宣伝しているのだ。
お寿司が美味しく冷凍できたら、日本でとっくにやっているはずでしょ。PICARDのお寿司を食べて、フランス人が「今流行りのスシとはこういうものか」と思ったらヤダなあ、と憂う私だ。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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