ソルドを諦めて映画

夫とソルドに行こうといっていたら、ジュリアン(息子)が「凄まじい人出だよ」というので、2人ともグッタリして、じゃ映画を観ようということで意見の一致をみた。

『ルイーズ・ミッシェル』を観た。あまりメジャーな映画じゃないし、俳優も知られていないので、日本ではかからないと思うけど、このシュールなユーモア、日本人には受けるのではないかしら?

LM

ピカルディー地方のどこかの町、ハンガー工場で働く女工員たち。
ところがある朝、出勤してみると、工場は空っぽ。人件費の安い外国に、社長が一夜にして工場を移してしまったのだ。

女工員たちには一人2000ユーロの解雇手当が渡される。みんなの解雇手当を集めて、別の仕事をみつける資金にしようと話し合っていると、ルイーズがいう:そのお金で殺し屋を雇い、社長を殺すってのはどう?
みんなその意見に即賛成して、殺し屋探しはルイーズが担当することになる。

彼女がやっと見つけた殺し屋ミッシェルは、武器の数と口先だけは一人前だけど、実は犬も殺せない臆病者。男勝りのルイーズと女々しいミッシェルが、社長を追って珍道中を始める・・・

設定は可笑しいけど、2人の隠された過去とか、ちょっと真実味にかけるディティールが散りばめられていて、シュールなユーモアの世界だ。

ルイーズを演じているのがベルギー出身のヨロンド・モロー。すごく大柄で、太っていて、綺麗でもないけど人気がある。アンチスター。肉体派(ただ立っている、歩いているだけで、せりふよりも雄弁、という意味の)

『アメリー』にアパート管理人の役で出ているそう。記憶にないけど・・・
2004年に『Quand la mer monte(潮が満ちるとき)』でセザール最優秀女優賞。濃メイクで着飾った綺麗な女優さんが並ぶ中で、彼女はすごい存在感を放っていた。

YM

殺し屋を演じるブーリ・ラネールも、“いるだけですごく可笑しい”タイプの俳優。ベルギー人。
2008年公開の映画『エルドラド』(泥棒に入られた男が、泥棒と仲良くなって、一緒に旅に出るロードムービー)の泥棒役も良かった。

BL

マチュー・カゾヴィッツ(アメリーは追っかける男性ニノを演じた)が、エコロジック・ペンションの主人役でちょっこっと登場する。

そういえばこの映画、ロバート・レッドフォード主催の映画祭(があることも知らなかった!)SUNDANCEに参加する。レッドフォードがこのユーモアを評価するだろうか・・・?

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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