ゼネスト前夜

「明日、どうやって来るの?」
「途中まで車で送ってもらってそこからヴェリブ(レンタル自転車)よ」
「うちは郊外で遠いから休むしかない」
今日はこんな会話があちこちで聞かれる。明日は大規模なストが予定され、“Jeudi noir/暗黒の木曜日”と名前までついているのだ。
ストという言葉、日本ではもう聞かれないのでは?
その昔、私が日本で学校に行っていた頃、たまに国鉄のストがあって学校が休みになり、大喜びしたっけ。今の子供たちはそういう楽しみがなくて可愛そうだ。

フランスでは相変わらず公務員のストがさかんだ。
さて明日は誰が何に抗議してストをするか?
-全国77都市の公共交通機関。パリはRATP(パリメトロ公団)RER(郊外電車)。給料、購買力のUPを要求(銀行や自動車業界にばかり援助するな)。特にラッシュ時を狙って大幅な間引き運転。

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(どうして明日の写真がもうあるのかって?フランスではしょっちゅうストがあるので、写真のストックがあるんです。)

-学校:10人中7人の先生がスト。教員の人員削減など学校制度の改革に反対。高校生もこの抗議デモに参加する予定。
娘の中学は、“断固ストに参加しない”先生が1人いるので1時間だけ授業。大学生なりたての息子は、中間試験の真っ最中。郊外から通う学生も多いので延期になる可能性大。つまり2人はストを歓迎しているが、国民が一番困るのはこの2つ。会社に行く交通機関がマヒするだけではなく、子供の学校がないので、休みをとって子供とつきあうことに決めた人も少なくない。

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サルコジ政府の政策全般に抗議して、民間企業や左派もスト加わるので、サルコジにとっては最大のピンチではない?
その上、アンケートによると国民の60%以上が、ストを認めている。

これは今週のテレラマ(週間テレビガイド)の表紙。サルコジの顔に「過剰な安全は自由をはなはだしく害します」。タバコのカートンに貼ってある「喫煙は健康をはなはだしく害します」のパロディだ。

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警察の取り締まりや、精神病院患者の監視などを強化しようというサルコジ政策(あらゆる分野をコントロールしようとする専制主義!)を批判したものだ。
それにしても大胆なことやるわね。硬い雑誌なのに・・・それにサルコジってこんなに白髪があったんだ。


さて明日のデモ行進はバスティーユ広場を14時に出発してオペラ広場に向かう。ということは、バスティーユ広場からレピュブリック広場を通って、サン・マルタン大通りをひたすらまっすぐ進むはずだ。
その辺にいる予定の方はデモ隊の波に巻き込まれないようにご注意ください。という私も、その辺にいる予定だ。気をつけないと。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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