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衝突

2020年夏ごろから、信号の下にこの標識がある場所で、自転車は、信号が赤でも歩行者を優先しつつ直進(または右折、左折)していいということになった。

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車を減らして空気汚染を改善するため「公共交通機関か自転車を使え」というお達しで、こういう処置になったけど、「歩行者を優先しつつ」という条件を無視し、「赤信号でも通っていい」という理解で走ってくる自転車が多い。
その上パリは、「車を締め出そう」というイダルゴ市長の政策で、あちこちに広い自転車専用通路が設けられ(そのため車の渋滞は前よりひどい)自転車は我が物顔で飛ばしてくる。
リヴォリ通りも、トゥール・ド・フランスみたいなスピードでビュンビュン来るから、青信号でも決して安全とは言えない。

週末の夕方。自転車専用通路→自動車道路と2段階で渡るリヴォリ通りの交差点に立ったとき、信号はどちらも赤だった。
どっちが青に変わるか?自転車は来ないので、最初の安全地帯まで行けるか?(悪い習慣だけど、この国では、車が来なければ歩行者は赤でも渡る)とわたしが2歩踏み出したとき、歩行者が赤になった。
そこで引き返したのが間違いのもと。
どこからともなく現れた自転車ともろに衝突。
わたしは跳ね飛ばされ、一瞬視界が真っ白になり、目を開けると、自転車も倒れ、若い男の子が座り込んでいた。
5-6人の人が取り囲み、「マダム、大丈夫ですか?」「怪我はない?」
投げ出された脚を動かしてみるとちゃんと動く。助け起こしてもらって、
「大丈夫みたい、どこも折れてません」
身体よりショックのほうが大きく、混乱した頭で、
「歩行者は赤だったんだから、非があるのはわたし?この男の子が悪いんじゃない?」と考えていたら、オジサンが
「わしも長年サイクリストだったんだが、最近の自転車は危なくてしょうがない」
と言い始めた。
「彼もショックを受けているから、今お説教しないほうがいいです」と、最初に駆けつけてきた女性。
男の子も立ち上がり「マダム、注意して」と硬い表情で言うので、
「あなたこそ注意して」とだけ言い返し、どこも折れていないことに感謝して、歩いてうちに帰った。
歩きつつ、多分彼はわたしが引き返すとは思わず、直前でハンドルが切れなかったんだろう。
うちに着くと、ヤダ、スカートに血がついている。両膝と肘に大きなかすり傷ができていた。
ああ、海に行く前に傷だらけとは!

でもこれは貴重な注意信号だ。外では大抵イヤホンをつけて音楽を聞いているし、赤信号でも渡るし。時々上の空だし。
今後気をつけましょう…

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コメント
かすり傷ですんで本当によかったですね。
アムステルダムで、道路の渡り方の要領がよくわからず、何度か、自転車にひかれそうにりなりました。
皆、物凄いスピードだったので、怖かったです。

時々上の空どころか、常に上の空だと、言われて、いつも注意されています。
Re: 恵子さま
恵子さんはずいぶん色々な国に行かれたんですね。
アムステルダムならみんな飛ばしそうです。

わたしも自分のうちを通り過ぎることがあるので「常に上の空」かもしれません。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(単純計算しても歳は出ません!)
訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とヴィンテージの服、デビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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