フランスのレストランガイドは時に笑っちゃうくらい辛らつだ。だったら紹介しなければいいのに、と思うけど「ここは避けたほうがいい」というアンチガイドにはなる。

こき下ろされるレストランは、わりと有名なところが多い。つまり「有名だからと頭でっかちにならず、手抜きをせず、もう一度初心に戻って頑張れ」という批評家の親心なんだろう。考えすぎかしら?
有名レストラン、ジャック・カニヤが落ち目になったときも「テイクアウトの料理を電子レンジで温めなおしたような味」などと酷評された。その後、心を入れ代えて上昇しただろうか?
駆け出しのレストランだと欠点を書いても「改良と向上を期待したい」というトーンだ。

さて、ル・シャトーブリアンという11区の有名ビストロがこんな風に書かれていた。
「イナキ・エズピタルテ(シェフの名前、稲木さん?かと一瞬思ったけどバスク系のお名前だそう)はコントラストのある食感と味を組み合わせる才能あるシェフ。ボボに人気の彼のレストラン、私は1週間前に予約を入れた。ワクワクの当日、扉を押すと、テーブルのひとつを指差された。キッチンの扉の前!私の不満げな顔を見たギャルソンが、もうひとつのテーブルを指差した。ドアの前!隙間風を選ぶか、ギャルソンたちの通り道を選ぶか・・・後者にした。案の定、キッチンに出たり入ったりがひっきりなし。アントレのセロリとフォアグラのグラニテ(シャーベット)が登場。歯ざわりはいいけど、フォアグラには何の味もない。2つ目のアントレ、帆立貝とトピナンブール(山芋の一種)は及第。続いて魚料理、タラのロースト、キノコとスイートオニオン添え。何とタラは冷たくて中まで火が通っていない。肉料理のブッフ・オ・キャロット(牛肉とニンジンの煮込み)も同じく、牛肉は生ぬるく、ソースは熱く、野菜は冷たい!
大失望であった」

彼がシェフのイナキさん、強烈な個性の持ち主だとか。

inaki

(アンチ)ガイドによると、夜はお任せの5皿コースのみで43ユーロ。でもこれを読んだら行く気はしないよね。
写真で見ると美味しそうなんだけど・・・

viand

イナキさんが反省して、温度差のない美味しい料理を作るようになるまで1ヶ月?2ヶ月?
とにかく少し待ってから行ってみましょう。念のため住所は:
129 avenue Parmentier 75011
TEL:0143574595
夜は要予約ですって!店内はレトロにシンプル。

salle

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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