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砂漠とベルベル人の村

羊のつぼ焼きを食べたあと、プールサイドで少し休憩。どの椅子も赤い砂で覆われていて、砂漠の真ん中にいることがわかる。
私たちは再び4x4に乗り込み、今度はベルベル人の村に出かけた。
チュニジアでもモロッコでも「ベルベル人」という言葉をよく耳にする。今まで「ふんふん」とわかったような顔で聞いていたので、今更「ベルベル人って誰ですか?」とも聞けず、ひそかにウィキペディアで調べると、「北アフリカの広い地域に住み、アフロ・アジア語族のベルベル語を話す人々の総称。アラブ人が多数を占めるようになった現在も一定の人口を持ち、独自の文化を維持する先住民族」

Berberベルベルとはギリシャ語で「言葉がわからない人」を意味するが、ベルベル人は自分たちのことを「アマジグ」と呼び、それは「自由人」「高貴な出の人」を意味するそうだ。宗教はイスラム教。ちなみにアラブ人がベルベル人のことを話すとき、差別的なニュアンスは感じられない。
チュニジアでは人口の2%を占めるそうだ。

ウィキペディアで見つけた1910年の写真。
こういうスタイルはもう見られないけど、眉が濃く、目鼻立ちがはっきりしているのが特徴。
Berber_tunisie_1910.jpg

砂漠の景色の中を1時間くらい走ってDouiretという集落に着く。あの『スターウォーズ』はここで撮影されたそうだ。
starwars.jpg

山肌に掘られた洞窟の住居が頂のほうまで段式に続いている。扉はやしの木で作られ、床は土のまま。
お天気はいいのに風が強く、コート(気温は18度くらい)をかき合わせる。
ベルベル人は山肌にしがみつくように作られた住居で、厳しい砂漠の気候と戦いながら、ほとんど自給自足の生活をしている。村の人たちの結束は強く、年長者への尊敬も深い。

berbers.jpg

山と同じ色なので、遠くから見ると住居とわからない。
berbers3.jpg

ふもとには学校や郵便局もあり、これはごく普通の建物だ。
2つ目に訪れた集落は、もう住む人がいない。電気も水道もない暮らしをしていたベルベル人に、国が山のふもとに新しい住居を提供して、みんな移り住んでいったそうだ。
自分たちの村を離れるのに抵抗はなかったんだろうか?と聞くと、大いにあったそうで、最初は動こうとしなかった。まず1家族が引越し、「なかなか住み心地がいい」と、口コミで、少しずつ引っ越していったそうだ。

突然、煮込み料理の匂いが漂ってきた。無人じゃなっかったの?住居のひとつが、宿に改装されているそうだ。そこへドイツ人のヒッピー風の一団がバイクで到着。一晩15ディナール(約1000円)で泊まれる。

改装され、床も電気もある宿の部屋。
TUNISIE-DOUIRET-VIEUX20VILLAGE-GITE20BERBERE-C8-ma20chambreC2A9bodha08IMG_9261.jpg

バイクの音が止むと、聞こえるのは風の音だけ。見渡す限りの砂漠だ。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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