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翌朝、ネズミ駆除剤を配置した私は、食べたりしないように猫を部屋から閉め出し、「これで今夜は一件落着」と安らかな気持ちで出かけた。

そして、夜。うちに帰って部屋を開けると、ネズミが悠々と部屋を横切っているではないか!
ギャーッという叫び声に驚いたのか、ネズミは足踏み健康器(痛いので誰も使っていない)の上で凍りついた。私も、入り口で凍り付いていると、娘が覗き込んで「わっ可愛い!」と駆け寄ろうとする。
「ちょっと待って!」今、逃げられたら、また居候の夜を過ごさなければならない。
「箱とかかぶせて捕まえて!」
「まかしといて」と娘。
見るのもいやなので、外で待っていると、あっという間に「捕まえた」という声。
娘は、かぶせた箱に顔をつけるようにして、
「見て!可愛い・・・私、げっし類が大好きなの」「げっし?」

CIMG4622.jpg

敵が動けないとわかると私も大胆になり、近づいてみた。
なるほど小さくて可愛い。こんなものに怖がって逃げ回っていたのか、と恥ずかしくなるけど、恐怖症というのは理屈じゃないのよね。
「ねえ、飼ってもいい?」
「ネズミを飼う?」
「だってレナはハムスター飼ってるし、同じようなモンじゃない。いいでしょ?」
たしかに捕まえたネズミをどうするか考えていなかった。
外に逃がして、また入ってこられたらヤダし。寝ている間に顔の上を歩き回られたりするのが怖いわけで、檻に入っててくれるなら私としても異存はない。
私は、金網の箱を探し出してきて「これに入れて。逃がしたら殺すからね」

娘はティッシュで掴んで、難なく箱に入れ、大事そうに自分の部屋に持っていった。頼もしい限りである。

ティッシュから出ている太いほうの黒い線がシッポ。
cage2.jpg

「お腹空かせてないかしら?」
「ネズミが好きなのは・・・チーズ!」
と、チーズを小さく刻んで、「お水もあげなくちゃ」などと言っている私もシュールである。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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