
長年、癌と戦っていたフィリップ・ノワレ(76歳)が木曜日に死亡。映画界だけでなくシラク大統領、ドラノエ・パリ市長までがフランスを代表する名優の死を悲しんだ。125本の映画に出演し、セザール賞も2回受賞、舞台も数多い。「ニュー・シネマ・パラダイス」の映画技師アルフレード、と言えばピンとくる方もいるはず。この秋、マドレーヌ劇場で「Love Letters」をアヌーク・エメと共演していたのを、見たいと思いつつ逃してしまったのがすごく悔やまれる。木曜日の深夜からWEBやテレビで彼の死が報道されたが、一番繰り返されたノワレの形容詞は「エレガント」「優しい」であった。一見とぼけたお人好しという風貌なので、「エレガント」を意外に思われるかもしれないが、フランス語でエレガントというとき、それは高級な服やバッグで決めていることでは全然なく、知性や身のこなしなど含めた全体的な印象のこと。英国紳士風の着こなしやゆったりしたしゃべり方は確かに優雅だった。今週末はテレビでノワレ出演の映画が放映されるはず。
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