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『送り人』を観に行ったら満員で、カンヌ映画祭にも参加した『Les Beaux gosses』という映画を観た。
レ・ボー・ゴス、イケ面、ハンサムという意味だけど、逆説的なタイトルだ。
主人公は15歳の高校生、エルヴェ。美青年でもないし、着るものにもこだわらないし、ニキビ面、歯は矯正中。成績は中の下くらい、両親が離婚してお母さんと2人暮らし、面白い友達に囲まれて、まあまあの高校生活を送っている。
頭を占めるのは、女の子のこと。関心はすごくあって、通販カタログのランジェリーのページなどを熱心に見ている。早くガールフレンドが欲しい。

左がエルヴェ。
beauxgosses_affiche.jpg

ところがまさかのことに、クラスの美少女オーロールに気に入られて舞い上がる。でも、どうやって対処していいのかよくわからない。ドジを重ねて、愛想をつかされた、と思ったら、オーロールは彼に抱きついてくるのだ。まったくオンナってわからない・・・

beauxgosses.jpg

バンド・デシネ(漫画)作家、リアッド・サトゥーフの初監督作品。
女の子のほうが早熟で、男の子がついていけないとこや、息子に疎ましがられるのをものともせず「もうキスはしたの?」と問いただすとんでもない母親とか(ついにキスを目撃したら、得意げに別れた夫に電話で報告する!)可笑しいシーンがたくさんあり、可笑しいけどとてもリアルなのだ。

無神経だけど無邪気なので、腹が立つけど許せてしまう母親。
beauxgosses-mere.jpg

同じアンビバレントな年頃を女の子の主人公で描いたのが『LOL』だけど、『Les Beaux gosses』 はその男の子バージョンであるだけでなく、『LOL』より庶民的な階層の子供たちが主人公で、フランスの素顔が伺える。

うちに帰って『Les Beaux gosses』を観てきた、と言ったら「ウソ!」「ご冗談を」というのが子供たちの第一声。私たちは、自分や子供に重ね合わせて共感したんだけど、息子に言わせると「カリカチュアだらけの駄作」なんだそう。観てもいないくせに。
まあ、思春期の渦中にいる人は見たくないのかも。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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