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社会の敵、ジョニー・デップ

『Public Enemies』は、社会の敵N0.1と呼ばれた実在の銀行強盗、ジョン・デリンジャーを描いた映画、またはジョニー・デップの久々の主演作である。

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1930年代に活躍したこのギャングは、できたばかりのFBIにデリンジャー部隊ができるほどの有名犯罪者。
当時、FBIの射的の練習には彼のシルエットが使われていたそうだ。
捕まっても必ず脱獄し、鮮やかな銀行破りを繰り返し、一目惚れしたビリー(マリオン・コティヤール)以外の女には目もくれないギャングが、31歳で殺されるまでの映画。一見静かな雰囲気で、目つきだけは常に鋭く、うちに秘めたバイオレンスを匂わせるジョニー・デップがこの上なく魅力的だ。30年代の帽子とダークスーツがよく似合う(ジョニー・デップでなくても男はみんなかっこ良く見える)。彼はジョン・デリンジャーという人物に前から興味を持っていたそうだ。

負けん気が強く健気な”ギャングの女”
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登場する当時の車も美しい。とくにFORD V8は、警察の追跡を最もかわせる車としてデリンジャーが愛用し、有名にした車。FORDにお礼状まで書いたそうだ。礼儀正しいギャングだったのね。

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『俺たちに明日はない』のボニーとクライド(ボニーも同じ理由でFORD V8を愛用。彼も感謝の手紙をFORDに送った)、『明日に向かって撃て』のブッチ・キャシディとサンダンス・キッドも実在の人物で、4人とも魅力的だ。いつも死と直面しながら、不死身と信じているかのように突き進む、デカダンな緊張感に色気があるのだろうか。
殺したり盗んだりの犯罪者なのに「逃げ切って!」応援してしまう。

彼らの映画は結局「どこで誰にどうやって殺されるか」だ。
「あなたはいつか捕まって殺される。その時、そばにいたくない」というマリオン・コティヤールが言う。全く同じセリフを、『明日に向かって撃て』でキャサリン・ロスがポール・ニューマンに言ってなかったっけ。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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