親離れの夏休み

子供がコロニー(臨海・林間学校。植民地のことではない)に出かけるとホッとすると同時に「元気にしてるかしら?楽しくやっているかしら?」と心配するのが親というもの。
でも、40人、50人、という子供の親たちが毎日電話してきたら大変なことになるので、コロニーに電話することは禁じられている。携帯電話も持ってきてはだめ。その代わり、毎晩、メッセージが録音されていて、親たちはそれを聞くことで満足する。

フランス全国で何百と行われているコロニーと親たちを結ぶメッセージ会社があって、「フランス国内のコロニーに参加しているお子さんのご両親は1を押してください」「コロニーに場所の郵便番号を押してください」・・・と延々と続くメッセージの後に、やっと目指すコロニーの「今日の日記」にたどり着くのである。
メッセージは子供たちが代わる代わる登場して「今日は8時に起き、朝ごはんを食べたあと、6歳-9歳のグループは乗馬をして、10歳-12歳のグループは陶芸をしました・・・」
毎日同じような、たわいもない日記を、うちの子はいつ登場するのかしらと楽しみに、うっとりと聞くのである。
息子がコロニーに行っていた数年前と違うのは、写真も毎日サーバーに上げてくれるので、生中継で様子がわかる。
フランスには海を見たことがない子供も沢山いて、写真を見ると、みんな心から楽しんでいるのがわかる。

ビキニの子が多いのね。やけに老けている”女の子”がいるんで、「何回落第したんだろう!?」と思ったら、引率の看護婦さんだそう。

plage.jpg

乗馬は、コロニーの定番メニューだ。

colo_equitation.jpg

牡蠣の養殖場を見学に行った。

colonie2.jpg


先日、料金は両親の収入にスライドして4段階と書いたけど、パンフレットを読み直したら8段階で、一日2,05ユーロ(270円)から参加できる。最高料金の一日44,50ユーロ(5870円)払っている子供と、もちろん同じものを食べ、同じ部屋に寝て、みんな一緒にヨットや乗馬をして海で遊ぶ。
お金があまりない人も楽しめるのは、この国の大きな長所だ。

10日間のコロニーから、今日娘が帰ってきた。日焼けして、元気そう。
初めて会った子供たちやモニター(引率者)と朝から晩まで暮らし、部屋の片付けや荷物の管理を自分でするので、一人でどこかに行く度に、子供は少し大人になって帰ってくる。

「もっといたかった。帰るとき涙がでた」といわれると、「良かったね!」と答えつつ、一瞬複雑な心境になった。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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