
『家族のヒーロー』というタイトルのこの映画、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ランバン、ミウミウ、クロード・ブラッサール、エマニュエル・ベアール・・・キャストの豪華さがかえって不安を抱かせた。人気スターを並べるだけで内容のない映画というのがよくあるからだ。そんなわけで警戒心を持って映画館に赴いたが、意外に面白かった。舞台はニースのキャバレー。オーナーのガブリエル(クロード・ブラッサール)が急死する。15歳のときガブリエルに“拾われ”、キャバレーの切り盛りもやってきたニッキー(ランバン)、彼の前妻、前々妻、2人の(母親が違う)子供、ニッキーが心を寄せるキャバレーの看板歌手などが集まり、後継者や遺産の相談となる。ガブリエルの思い出が蘇り、知らなかった過去が暴かれる。
感情やお金が絡む家族の問題はいつも複雑で厄介だ。それをユーモアと愛情で料理した映画で、家族が集まる新年にいいタイミング。ランバンの昔の女を演じるドヌーヴとミウミウが特にいい。キャバレーの華やかさも新年らしい。
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