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1940年、ドイツ占領下のフランス。ユダヤ人を匿っているフランス人を嗅ぎまわっているナチのハンス・ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)が、田舎の農家を訪れる。
床下に隠れていたショザンナ(メラニー・ローラン)は銃弾を免れて逃げ去り、九死に一生を得る。彼女はパリにたどり着き、名前を変えて映画館を経営するようになる。

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一方、レイン中尉(ブラッド・ピット)はナチス駆逐を掲げ、ユダヤ系アメリカ人のグループを結成。目標はナチス兵の頭の皮、一人100枚持って来い!(タランティーノのことなので、この頭皮剥ぎシーンが何度か登場)
ドイツ人女優ブリジット(ダイアン・クリューガー)も加わり、ヒトラーらナチス幹部の殺害をもくろむ。

ハンス・ランダ大佐と望まぬ“再会”をしてしまったショザンナは密かに復讐を計画。レイン中尉の計画と偶然出会うことになる。

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カンヌでの批評は「タランティーノらしさが足らん」とイマイチだった。
『キル・ビル』や『パルプ・フィクション』のアクション物では発揮される彼の個性が、戦争物では輝かず、普通っぽくセリフが多すぎて冗漫・・・そうかなあ。私にはご機嫌に面白かった。この前批評のせいであまり期待していなかったせい?

クリストフ・ヴァルツ演じるハンス・ランダ大佐のインパクトが圧倒的で、ブラッド・ピット(出番もそう多くないし)も霞んでしまう。社交的で怜悧で残酷で4ヶ国語(独・仏・英・伊)を操るナチス大佐の挙動は、2時間半目が離せない。
クリストフ・ヴァルツはカンヌで最優秀男優賞を獲得しているけど当然の納得。オーストリア人で、4ヶ国語吹き替えなしで全部自分でしゃべっているのも驚く。フランス語もすごく上手い。

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ブラッド・ピットはちょっと3の線なのがいい。イタリア人の監督になりすましてナチスのソワレに潜入し、イタリア語が全然出てこないシーンは大笑い。コーエン兄弟の『Burn after leading』を思い出す。そういえばタランティーノとコーエン兄弟は、バイオレンス嗜好も含めて似ていません?

血まみれ泥まみれのメラニー・ローランが全力疾走で走っているシーンは予告編でも印象に残ったけど、彼女もとてもいい。芯の強いきりっとした役柄が似合っている。
フランス若手の中では一番きれいで魅力的な女優だと私は思うけど、息子にそう言ったら「まあね。でも鼻がちょっと・・・」というお返事。

鼻がどうだっていうの?

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厳しいんだね。彼は一体どんな女の子を連れてくるんだろうか・・・?


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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