文化大臣の大スキャンダル

文化大臣フレデリック・ミッテランが2005年に著した『la Mauvaise vie』(不道徳な人生)という本。
自伝的小説で、語り手がタイに行って、少年を買う、という一節を、極右翼のル・ペンの娘、マリー・ル・ペンが探し出し「現役の大臣が、こんなことをしてどうやって性犯罪者を裁けるのか?!」とテレビ番組で糾弾した。野党が、与党の足を引っ張るネタを探し回っているのはどの国も同じ。辞職すべきと息巻いている。

フレデリック・ミッテランは元大統領フランソワ・ミッテランの甥で、映画やドキュメンタリーの監督、映画評論、深みのある声なのでナレーターをやったり、『アメリー』にもちょこっと出でいる。
2008年からイタリアのヴィラ・メディチの責任者をやっていたが、今年、6月に文化・コミュニケーション大臣に任命された。

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釈明(?)するため、TF1の20時のニュースに登場したフレデリック・ミッテランは、こげ茶に渋いオレンジのピンストライプのスーツというエレガントな服装。サルコジにも少し見習って欲しい。

「若い男性と関係を持ったことはあるが、未成年とやったことはない」と断言し、あの本は「小説でも回想でもない、虚空に漂わせておきたかった。自分のに、他の大勢の人生にもよく似た、人生の話」。

たしかに自分の人生を描こうとするとき誰でも脚色するだろう。

このスキャンダルの火元はロマン・ポランスキーだ。彼が33年前、13歳の少女にわいせつ行為をしたことでチューリヒの空港で逮捕された。ポランスキーを公に弁護したミッテランが槍玉に上がってしまった。うっかり弁護もできない、政治家は大変だ。

あなたのせいよ、ロマン君!

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すでに19万部売れているこの本『la Mauvaise vie』、さらに売れるのは間違いない。

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Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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