息子の担任の先生と恋に落ちる父親


可愛い奥さんと男の子が2人いるのに、次男の担任の先生(全然可愛くない)を好きになって、家族を捨てた友人がいた。

ここからは映画『マドモアゼル・シャンボン』のお話。

ジャンは左官屋、ある日息子を迎えにいって、若い担任の先生、マドモアゼル・シャンボンに会い、2人とも惹かれあう。
逞しい身体の労働者階級のジャン、対照的にどこか儚げなインテリの先生。
最初にアクションを起こすのは女のほうだ。
「窓から隙間風が入って困ってるんです。誰に頼めばいいのかしら?」
ジャンは自分が窓を修理してあげる、と彼女のアパルトマンに来る。
ジャンは彼女がバイオリンを弾くことを知り、一曲聞かせて欲しいという。それ以上は何も起こらない。

感情を言葉にするのが苦手なジャンと、一線を越えるのをためらう先生。恋に火がついたものの、それは相手を見つめる視線や、一人で相手を思っているときの表情だけで表現される。

『マドモアゼル・シャンボン』の批評は、「抑えた演技と、ミニマルな言葉が、うちに秘めた情熱を雄弁に物語る」と褒めていた。うーん、でもそれは、感情をあまり表さない東洋人のほうが長けていますよ。
例えば『花様年華』(In the mood for love)のマギー・チャンとトニー・レオン。交わる視線や、すれ違うときの緊張感、タクシーの中で2人の手が触れ合ったときなんか、そこに電流が通ったと思うほど官能的だった。

さてジャンと先生の恋の行方は?

ジャンを演じているヴァンサン・ランドンとマドモアゼル・シャンボン役のサンドリン・キベルランは元カップル。子供を一人作って、別れている、というのも興味のひとつ。

chambon1.jpg

それとジャンの奥さん役オール・アティカがいい。

chambon2.jpg

先生をうちに招いたとき、ジャンが先生を見る視線に気づき、数秒で夫の恋を悟るシーンが美しい。
夫を本当に愛しているんだな、と感じられる。
夫の浮気に気づかないのは、妻の心も離れているということだから。

さて、ランキングで一位になっていました!考えてみれば一位なんて生まれて初めて。運動会でもなかったし、中学の生徒会長に立候補した時は最下位でした!
沢山の方に読んで応援していただいて、大変嬉しいです。ありがとうございます。


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Re: 初めまして!
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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