ティエリ・アンリの“神の手”

今週、フランスで一番騒がれたニュースではない?サッカーはまるでオンチの私までが興味を持ったくらい。
18日の2010年ワールドカップの選出を決める予選(W杯欧州予選プレーオフ・セカンドレグ、と正式には言うらしい)のフランスvsアイルランド戦、アイルランドが1点入れて、フランスが焦っていたとき、ティエリ・アンリがついにシュートを決め、その直前に手でボールを触っちゃったのだ。
審判はこれを見逃し、フランスはW杯出場資格を得る。

触った瞬間
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もちろんアイルランドは黙ってはいない。反則勝ちだとして再試合を要求してきたが、FIFAはそれを却下。

コーチのレイモン・ドメネクは「試合では審判の判断が絶対だ。審判も人間だから間違うことはある。今回はフランスに有利に間違えたけど、逆の例も何度もあった」

スポーツ相のラマ・ヤド(政界の美しき反逆児)は審判の判断を支持。

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サルコジ大統領まで意見を求められた。
「私はスーパー大統領と言われるけど(ホント?)そこまでは関与できない。審判の判断に任せる」

ところが!世論は違っていた。
「ティエリ・アンリはその場で『あ、触っちゃった!』と審判に言うべきだった。そうしていたら公正なプレーヤーとして株を上げていた」
「クレームのついた選出で、ヨハネスバーグには行きたくない」
など、清い意見が多く、ティエリ・アンリはプレッシャーに苦しみ「一番フェアな解決策は再試合だろう」と言い出した。

thierry-henry.jpg

「ティエリ・アンリの“神の手”」という表現は、1986年、マラドナがW杯の準々決勝で、手で触ってゴールを決めたとき、「神の手」という言葉が生まれたそうだ。

そのマラドナはアンリに「君の今の辛さはよくわかる。がんばれ」というメッセージを送っている。
さて21日に、アイルランドFIFAは再試合要求を下ろし、一応丸く収まった。

サッカーは美しい。引退前のジダンが、薄くなった後頭部を見せながらボールを追いかける姿には見とれた。

でもスポーツは-特に球技は-苦手。
息子とサッカーゲームをしたとき、意外にもゴールを決めて、
「やった!私も捨てたもんじゃない!」と飛び上がったら、
「それ、敵のゴールだよ」
それ以来、遊んでもらえない。

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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