フランスのクリスマスは日本のお正月と同じで家族で祝うものだから、食べるものも日本のお節のように定番ぽい。
夫の実家も“生牡蠣、フォア・グラに羊の脚のロースト”、毎年、 判で押したようなメニューだ。
個人的にはフォア・グラが好きじゃないけど、最近、ペリゴールでフォア・グラが作られる様を見てきた人の話を聞いたら、“好きじゃない”どころではなくなった。

フォア・グラになることを運命づけられた若い鴨やアヒルは、全く身動きの取れない檻に入れられ、毎日2kgのとうもろこし粥をメタルのチューブで口に流し込まれる。

フォア・グラ反対のポスター。「他の動物にはない一種の悲劇がここにはある」

foiegras1.jpg

人間にすると、15kgのパテに水を加えたものを毎日食べるのに相当するそうだ。考えただけで気持ち悪くなりません?
これを数週間続けると、鴨さんたちははちきれそうに太り、肝臓は普通の大きさの5倍から10倍になり、脂肪肝の状態になる。
まさに拷問、残酷物語・・・

そこで、日本の鵜飼の鵜と、フォア・グラの鴨と、どっちかになれ、と言われたらどっちを選ぶ?という話になった。
鵜飼の鵜は、鮎を見つけてパクッと食べようとすると喉に巻きつけられた紐がきゅっと締まって、鮎を吐き出さなければならない。それを屋形船に乗った人間が塩焼きにして「美味しい美味しい』と食べるわけだ。
たしかに美味しそうね。

ukai.jpg

どっちかを選べといわれたら、鴨より鵜になりたい、という人が圧倒的だった。
鵜だって“仕事”が終われば、ちゃんとご飯をもらえるのだ。チューブで口に流し込まれ続けるのよりはよっぽどいい。

カリフォルニアではフォア・グラの生産・販売を2012年までに禁止する法案が通ったらしい。
ブリジッド・バルドーは、犬や毛皮になる動物は擁護するけど、フォア・グラ反対というのは聞いたことがない。彼女の好物だったりして。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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