
橋の撮影で田舎町にやってきったカメラマン、ロバート・キンケードが、農家の主婦、フランチェスカに道を尋ねたことから始まる運命的な恋。大ヒットした映画『マジソン郡の橋』を、アラン・ドロンとミレイユ・ダルクが舞台で演じている。ゴシップ雑誌の表紙を2人が飾り話題にはなっているが、批評はかなり悪い。映画のヒットの大きな要因は、まじめで不器用そうなクリント・イーストウッドと、娘のようなナイーブさを持つ田舎のおばさん、メリル・ストリープ。この2人のキャラが、中年の束の間の恋に真実味を与え、感動をよんだ。一方、アラン・ドロンは、年季の入ったプレーボーイ、ミレイユ・ダルクもかってはモト大統領ジスカール・デスタンの愛人でもあったスキャンダル多い女優で、極めて都会的。しかもこの2人、一時恋人同士だった。イメージが違うのだ。とは言っても、この2人を実物で見るのは興味深い。遊びまくった中年男女が生きる4日間の真実の恋、という別の物語を見るつもりで、行ってみようかな。(シャンゼリゼ、マリニー劇場)
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