フランスは去年の夏、A型インフルエンザ予防接種ワクチン9400万個を注文し(8億6900万ユーロ)、その半分以上の5000万個をキャンセルした。キャンセルしても、まだたくさん余っているので、カタールやエジプトに転売し、ウクライナ、メキシコにも売りつけているところだとか。
なんで9400万個注文したかというと、人口6360万人の4分の3がすればいいという判断で、4分の3は4770万人×2回という計算だ。
何でこんなに余ったかというと、
-当初2回しないと聞き目がないと言われていた予防接種が1回で十分なことが判明したから。
-予防接種をした人は人口のわずか7%、約450万人。
-かかりつけのお医者さんはできなくて、定められた病院やセンターに行かないと予防接種が受けられない不便さ。
しかも、毎年フランスではインフルエンザで1000人以上の死者が出ているのに、A型インフルエンザの死者は200人。「なんで大騒ぎするの?」といぶかる向きが。

行列して待って予防接種を受ける人もいるにはいる。
grippe-vaccin_429.jpg

などで、厚生相ロズリーヌ・バシュロの読み間違いやオーガナイズの悪さが叩かれている。

ハスキーボイスで素敵なおばさんなんだけど・・・
bachelot.jpg

野党が暴いたところによると、政府はワクチンだけじゃなくて大量のマスク(17億ユーロ!)も買い込んだらしい。マスクしている人なんかお目にかかったことがない。

個人的にはラジオの政府広報「・・・・A型インフルエンザH1N1の予防接種を受けましょう。一人の注意はみんなの健康!」がうるさすぎ。そのくせ予防接種が受けられる“引換券”を誰も受け取らないのは、なんというパラドックスと思う。
やれって言われてもできないじゃん。
タダが大好きな夫は“引換券”を楽しみに待っているというのに。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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