親がダメだと子供が頑張る

料理は好きで新しいレシピを見つけては試し、見事に失敗したりしているけど、苦手なのがお菓子だ。
甘いものがあまり好きじゃない、というのが決定的。唯一好きな抹茶を使ったデザートは、私以外誰も好きではないので、結局お菓子は作らない。
「チョコレートケーキを作る!」と娘が突然言い出し、兄貴も「ヤレヤレ!調理用のブラックチョコをすぐ買ってこい」と盛り上がり、また口だけかと思っていたら、翌日日曜日の午後に本当に作り始めた。
娘がネットで探してきた“わりと簡単な”レシピ。兄貴のほうは料理が好きで、自分でトマトソースを作ったりしているが、彼女にとっては初めての料理だ。
材料は:
ブラックチョコレート:200g
バター:125g
小麦粉:100g
イースト:一袋
卵:4個
砂糖:200g
塩:一つまみ

ここまで読み上げて「ギャッ!イーストがない」と娘。
「材料を見てから、買い物に行けって言ったじゃない」と私。
すると「僕が探してくる」と息子が、既にコートを着て立っていた。
私が「パン買って来て」と頼んでも絶対すぐには動かないくせに、なんというモチベーションの違い!

ご存知のように、日曜の午後開いているのはアラブ人経営のミニスーパーだけ。イーストなんて売ってるかしら。
しばらくして戻ってきた息子は「1件目のアラブスーパーでなかった。2件目行ってもなかった・・・」がっくり肩を落とす娘。
「でも頭のいい僕は、パン屋に行きました!ジャジャーン!」とイーストの袋をポケットから出す。
兄と妹、6歳離れているのに「精神年齢、一緒じゃん」と思うのはこういう時だ。
たしかにパンを焼くにはイーストは欠かせないものね。しかも自家製だ。

作り方はいたって簡単。
1. 鍋にチョコレートとバターを入れ溶かし混ぜる。

CIMG6612.jpg

2. 滑らかに混ざったら、火から下ろし、イーストと小麦粉を混ぜる。
3. オーブンを180度に加熱する。
4. 卵黄と砂糖をボールに入れ、白っぽくなるまで泡立て、2に混ぜる。
5. 卵白と塩をしっかり泡立て、3に混ぜる。

このように逆さにしても落ちなくなるまで泡立てる。

blanc.jpg

6. ケーキ型(直径26か28cm)にバターを塗り、小麦粉をふり、タネを流しいれる。

etape.jpg

7. オーブンで30分焼く。楊子を突き刺して、中まで焼けているか確かめる。
私と夫は映画を観に行き、7時頃帰ってきたら、家中にチョコレートの香り。オヤツに早速食べた2人は「大成功、すごく美味しかった」。

gateau.jpg

私たちも味見したら、好みじゃないけど、美味しくできている。程よく膨らみ、しっとりして、ブラウニーに似たこってりした味。初めてなのにスゴイじゃない。
「今度、チーズケーキ作ってよ」と私(そう、チーズケーキは好きだ)。
私の苦手科目を子供がカバーしてくれるとは有難い。

ところがその翌日、5月に中学から“海のクラス”に行くことが判明した。
「エマと2人でダイエットすることに決めたの。この太もも、何とかしなくちゃ!ケーキ作りはしばらくお休み」
と娘が宣言。
喜ぶのが早すぎた。


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
↑ランキングに参加しています。よろしくお願いします
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ