フランスでスキー、そのピンきりお値段

日本ではスキー場がガラガラ、という話を聞いてネットで探したら、そういう記事がいくつも見つかった。
その理由として、
①不況が原因
②うちで遊んでいるほうが面白いという若者が増えた
③なかなか上達しないのでやる気が落ちているところへ不況が重なった、などいくつかの説があるらしいが、周囲がみんなスキーに行っていた時代から、どうしてそんなに失墜してしまったんだろう。

フランスでは減っている気配はないし、スキー旅行はかなりタイプが違う。2時間走ればスキー場に着く場所に住んでいる人や、金曜日の夜行バスで行って日曜日の夜行バスで帰ってくる若くて元気な人もいるけど、1週間単位で行く人が多い。
パリからだとTGVとローカル線を乗り継いで、駅からまたバスで山道を登って、たどり着くまで6~8時間かかる。車だと当然もっとかかるので、週末スキーはあまり聞かない。
ホテルに行かず、家族や友達とスチュディオやアパルトマンを借りたり、バカンス村に行く人が多く、それらは1週間単位になっている。
そのお値段は?まずピンの(一番高い)バカンス村、地中海クラブのスキー滞在。
ボボなスキー場として人気のある南アルプス、セール・シュヴァリエの値段は、大人2人子供2人で6630ユーロ、シャモニーで9978ユーロと、目から火の高さだ。

ポスターにもリッチ感が漂ってません?
club.jpg

これには1週間通しのリフトパス、スキー学校(毎日5時間)が含まれ、3食+オヤツまで込みになっているんだけど、それにしても高い。料金は2月のスキー休み中だけポンと(通常の70%増しくらい)跳ね上がる。これに電車か車の交通費をプラス、子供はすぐ大きくなるのでスキーウェアも買わなきゃ・・・と、親子4人で行ったら、給料の何か月分が飛ぶ額だ。

クラブ・メッドはここ数年でジリジリ値段を上げ、ボボや成金をターゲットに決めたようだ。
スキーシーズンが近づくと、私は怖いもの見たさでクラブ・メッドのサイトに行き、見積りを出しては「マジ!?」とのけぞるのが習慣になった。

ずっと大衆的なMAEVA(マエヴァ)は、宿泊施設(下の写真)だけ。小さなキッチンつきで自炊しろ、というシステム。

residence-maeva.jpg

2月のスキー休み中はやはり倍になり、4人用スチュディオで880ユーロ。
これに貸しスキー(1人1週間110ユーロ)、リフトパス(1人1週間200ユーロ)、食事、そして往復の足代などを加算しても・・・クラブ・メッドの半分以下だ。

さらにラスト・ミニュットなど、直前に叩き売りにするサイトでは、1週間の宿泊が125ユーロなんてのも見つかるが「明日、発て!」と言われても、そう簡単に発てるもんじゃない。身軽な人向き。

私がブツブツ言いながらスキー滞在を探しているのを見た夫が、「こんなのもあるんだって」と新聞の1ページを持ってきた。見ると「格安スキー、イグルー(エスキモーの圧雪の家)に泊まる」
彼は雪が嫌いでスキーもできないのだ。「なによ、ひと事だと思って!」と丸めて捨てたのは言うまでもない。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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