長谷川たかこのパリのふつうの生活
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パリのふつうの日常
フランス人とお醤油
DATE : 2010-02-22-Mon Comment 0
友達(フランス女)とお昼をする約束をしたら「日本食がいいわ、おスシなんて最高」。
お昼時の日本レストランはどこも混んでいて、待たされて、サービスも荒っぽいので避けたいとこだけど、ご希望なら仕方ない。
珍しく約束の時間きっかりに着いて、待っている間に周囲のフランス人を観察していた。

隣の男2人、一人は握り定食、もう一人は鮭の塩焼き定食。後者は、鮭が運ばれてくると、その上にしょうゆをドバっとかけ、鮭をほぐしてご飯に混ぜ始める。気持ちはわかるけど、外ではあまりしないんだよ・・・

そこへ友達が息を切らせて現れた。自転車で来たんだと。メニューを眺めて、
「あなたは何?」
「ちらし」
「じゃ私も。でも鮭もマグロも食べないの」
エコロジー・ジャーナリストだった彼女は、撲滅の危機にある動物・魚は食べないんだという。徹底している。
注文を取りに着た人に「ちらし2つ。ひとつは鮭とマグロなしで・・・」と言いかけたら、鮭とマグロをとったら何もない、という。彼女は納豆定食とうな丼の間で迷い、結局うなぎに。

甘辛のタレがたっぷりかかったうな丼が運ばれてきた。そしたら彼女は、そのタレの上にしょうゆをどばっとかけるのだ。料理研究家で、日本にも何度か行って日本食通の彼女が!「ブルータスよ、おまえもか」と言いたくなった。
隣のカップルには天ぷら定食が運ばれてきた。海老と野菜の天ぷら(美味しそう!次回はあれにしよう)。
彼らは、天ぷらのひとつをつまんで「コレはナンダ?」と2人で不思議がっている。
「野菜?」
「うん、でも何の野菜だろう?」
見ると、インゲンを束ねてコブで縛って揚げてある。そんな形で生えている野菜があるわけないだろ。
思わず「インゲンです」といったら、ほっとした様子で食べ始めた。
間もなく天ぷらカップルが「おしょうゆ貸してください」。天つゆがあるだろうに・・・

フランス料理はそんなに塩辛くないのに、ご飯や料理にしょうゆをかけるフランス人は多い。そういう人たちのために、京子食品が“飯ダレ”というのを開発して、売れているそうだ。
あんまりかけると後で喉が渇くし、身体にもよくないですよ。


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