松葉杖とギブスの親密な関係

仕事の打ち合わせがあって、ウチに来てもらおうと思ったら、
「でも、おたく、猫がいるんですよね?猫を外に出してもらえますか?」
ちょっと外に出ていてくださいと頼んで、おとなしく出てくれる動物ではないので、
「じゃ私が出ます。近くのカフェまでなら行けますから。猫アレルギーですか?」
「いえ、そうじゃないんですけど、ただ嫌いなんです。前世がねずみだったようで・・・」
これはいいことを聞いた。
私はネズミが嫌いで(怖くて)、「あんなに小さいものが怖いの?」とバカにされていたが、これからは「前世が猫だったんです」ということにしよう。

病院に行く以外、外に出るのは1ヶ月ぶり。カフェのテラスは日当たりが良くて、久しぶりに浴びる太陽のなんと気持ちいいこと!
前世がネズミだった方に感謝する。

外に出て気づいたのは、道行く人が、松葉杖と私の脚を不思議そうに見るということ。
そんな珍しいものでもないじゃない?
近所の人に出会っても、ただボンジュールというだけで、「どうしたんですか?」と聞かないのだ。

息子にその話をしたら、「ギブスをしてないからじゃないか?」
彼は中学生のとき捻挫して、包帯もギブスもなく、数日松葉杖をついていたことがあった。そしたら、松葉杖で遊んでいる、と思われて「それはオモチャじゃないよ」と注意されたりしたそうだ。

つまり、多くの人の頭の中で、ギブスと松葉杖がセットになっていて、ギブスをしてないから骨折ではない。ではなんだろう?→ほかの病気に違いない→質問してはいけない、という構図になるようだ。

従って「骨折したんです」と言う機会のないまま、松葉杖生活を送ることになりそうだ。


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
↑ランキングに参加しています。よろしくお願いします
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ