長谷川たかこのパリのふつうの生活
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パリのふつうの日常
春スキー物語
DATE : 2007-04-18-Wed  Trackback 0  Comment 0
春スキー

休暇をとってスキーに行っていて、いつにも増して間隔が空いてスミマセン。「雪があるかね?」「あるといいね」というセリフをたくさん聞かされて、パリ・リヨン駅からグルノーブルまでTGVで3時間、そこからバスで更に1時間半山を登ったAlpe d’Huezというスキー場だ。フランスでスキーに行く方には1週間パッケージになった滞在をお奨めする。3食おやつ付き、貸しスキー、リフトのフリーパス、スキー教室がすべて込みになったヤツ。子供連れで1年に1度しか行かない人は1週間は滑りたいし、現地でオプションだの追加だので頭を煩わせないですむ。さて肝心の雪、バスが目的地に近づくにつれて、山肌がかなりあらわになっているのが見える。アララ・・・

着くとすぐに貸しスキーをして、自分のレベルに合わせたクラスに登録手続きをする。私は中の下、娘は銅メダル準備クラスだ。というと娘のほうがダントツに上手いみたいだけど、ほぼ同じ。といっても身体の柔軟さと“怖いもの知らず”では敵わない。翌朝からスキー教室が始まった。

私のクラスはベルギー人とフランス人、奥さんからケータイに頻繁に電話がかかってくる男性とか、女性を見ると片っ端から話しかける自称大手IT会社の男性とか、学校の先生みたいに清く正しくみんなとしゃべるレユニオン島出身の女性、「雪がべちゃべちゃで滑れない」「人が多すぎる」と文句ばっかりの女性などバラエティに富んでいる。先生は年季の入った日焼け顔に白い歯、銀髪のなかなかイイ男だ。スキー教室でいつも驚くのは、先生がすぐ全員の名前を覚えること。初日のお昼頃には「TAKAKO、サ・ヴァ?」であった。フランスのスキー場は日本の(あまり知らないけど)に比べて広大で、他のスキー場にリンクしていたりするので、方向感覚がない私のような人には、教室に入るのが一番いい。ゲレンデを自分のポケットのように知り尽くした先生が、リフトやロープーウェイを乗り継いで色々なスロープに連れて行ってくれ、夕方には魔法のように出発点に戻っている。

雪は確かにシャーベットのようだ(フランス語では“スープのよう”という)。朝はそれが凍ってカリカリしていて、午後には溶けたシャーベット状になって重たい。この雪に慣れたら、2月の雪はさぞラクであろうと思う。



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