ヘルメットをつけた猫

避妊手術をして、卵巣ののう胞も見つかってそれも取って、包帯姿が痛々しいアナイス。
息子が病院に包帯の付け替えに連れて行ったら、パニックになって獣医さんが触ることもできなかった、それで精神安定剤を打って一晩入院することになった、と手ぶらで帰ってきた。
「可愛そうなアナイス、見捨てられたと思ってるでしょうね」と娘。

翌日、戻ってきた猫はこういう姿になっていた。

anaiscornet3.jpg

このコルネというかヘルメットのようなもの(見えるかしら?)日本ではお目にかかったことがないけど、これをつけていると、猫は身体を舐められない。
傷口を舐めると化膿する危険があるから医学上の有効性は認めるけど、猫の身になってみると、歩けば何かにぶつかるし、平衡感覚も鈍ってまっすぐ歩けない。身体を舐められないどころか、食べようとすれば口がお皿に届かず、寝ようとしても前足に頭をのせることができない。文字通り八方ふさがりだ。
見かけは、前に話題になった襟巻きトカゲに似ていなくもない。

このヘルメットは、アナイスの性格も変えた:今まで愛想がなく、触られるのも好きじゃなかったのに、突然、激しく愛情要求する猫に変身した。夜はゴロゴロ言いながら私の肩のところで眠り、朝、起き上がろうとすると身体の上に乗ってきて行かせまいとする。何か言いたそうな表情でじっと見る。手(つまり前足)を差し伸べて私の顔に触ろうとする・・・
自分が弱っているのを知って、保護や愛情を必要しているってことだろう。

アナイスが顔に擦り寄ってくるとプラスチックが当たって痛い。
「君も同じのをつければいいんじゃないか」と夫は大笑い。ほっといてよ。

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
↑ランキングに参加しています。よろしくお願いします

スポンサーサイト
コメント
「エリザベスカラー」です。
こんばんは。
アナイスの着けている物は、「エリザベスカラー」と言い
日本でもかなり普及していますよ。
我が家の猫も尿道狭窄で手術をし、尿道を新しく開けて、傷口をなめないように5カ月着けていました。
慣れてくると、上手に障害物をよけながら歩き、餌と水は
高めの台に乗せておくと食べられました。
ただ排泄後、お尻をなめて清潔にすることが出来ないので、気がついたときに柔らかい蒸しタオルで拭いてあげていました。
残念ながら去年、高齢のため死んでしまいましたが・・・
アナイスの、一日も早い回復をお祈りしております。
こんばんは。これはエリザベス カラーと通称呼ばれています。エリザベス女王のドレスの襟元のカラーに由来しております。日本でも 普通に 動物に使用しています。
ペットショップでも 売ってます。傷を守るための カラーです。アナイスちゃん はやく取れるといいですね!
Re: 「エリザベスカラー」です。
素敵な名前がついているんですね。教えていただいてありがとうございます。
食べられないからといって、私の手の上にのせてくれ、と主張しますが、あれは甘えでしょうか!?高いところに置いて試してみます。
Re: タイトルなし
ありがとうございます。日本でも普及しているんですね。
アナイスは少し慣れてきたみたいですが、高いところに飛び乗ろうとして必ず落下します。落下後はプライドを傷つけられたようで、どこかに立ち去っていきます。
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ