フランス人を混乱させるウナギ文

そんなわけで、シャトレにある天理日本語学校で日本語の教え方を教わっている。
最初はタクシーで行き来しなければならなかったけど、先週は初めてバスで行った。
初めてお風呂に入れたとき(それまでもちゃんとシャワーは浴びていた。念のため)も嬉しかったけど、初めてバスに乗ったときもウキウキした。子供のとき、初めて一人でバスに乗ったときの気持ち、あの独立感に似ているかも。
当たり前のことができるようになる喜び、というのを体験中だ。

話がそれましたが、外国人が習う“日本語”と、私たち学校で習った“国語”とは教え方が随分違うことを発見している。
例えば、5段活用とか下2段活用という言葉は使わない(なぜ、下2段、上2段というのか今頃知った!)。簡単に1グループ、2グループと呼ぶ。
構文としては、どの言語も同じで
わたしは山田花子です。
ぼくは学生です。
から教え始める。
この文章で、わたし=山田花子、ぼく=学生だけど、日本語では「花子さんはトイレです」という使い方もする。
私たちにとっては「日本語の便利なところ」であり、外国人にとっては「?!?」だ。花子=トイレではない!
Hanako est aux toilettes.
で、
Hanako est toilettes.
とは言わないものね。
これをウナギ文というそうだ。知ってました?
2人の男性がレストランで、壁に貼ったメニューを見ながら、一人が
「ボクは天丼にするよ」
するともう一人が
「ぼくはウナギだ」
これを聞いていた外国人が恐ろしく混乱した、とか。
日本語の柔軟さが、外国人にとってはそのまま難解さになってるわけだ。と感心したけど、「ウナギ文」という表現を知らなかったのは、クラスで私一人だったようだ。

ここでも、ほかの人には当たり前のことを発見する喜び・・・


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
↑ランキングに参加しています。よろしくお願いします


スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最近の記事
カテゴリー
おすすめ書籍
RSSフィード
おすすめコスメ
フランスに行くなら
プロヴァンスの田舎町をまわる1日
アーカイブ