うさぎ美味し・・・

レストランUSAGIの噂は聞いていたが、今まで行く機会がなく、夫が誕生日に日本レストランに行きたいという希望なので、試してみようかと。マレの北のほうなので普通なら歩いてだって行ける距離だ。

テーブル数は少なくて小さいけど、スタイリッシュなお店だ。こだわった内装や照明に、中学校を思い出させる机と椅子が不思議とマッチ、日本風でもなくフランスでもない“ウサギ風な空間”?

usagi3.jpeg

メニューはアントレ、メイン、デザートになっていて、日本料理というより日本素材を使った創作フレンチとよんだほうが近い。
お客さんはフランス人のみで、それも典型的マレのボボ、広告やモード業界風のお洒落な男女である。
そういえば「一緒にウサギに行こう」と盛んに誘っていた友達も、売れっ子音楽プロデューサー、20歳年下の女の子と3度目の結婚をしようしている。
カメラを忘れたのを一瞬悔やんだけど、フラッシュが光ったりしたら眉をひそめられそうな雰囲気だ。

子供たちがアントレに取ったフォアグラとニンジンの生春巻き。『春巻き』という言葉に惑わされたのであろうが、中華トレイターで買ってくるrouleau du printempsとは似ても似つかないもの。ニンジンの千切りをフォアグラソースで和えたものが薄い春巻き皮に包んである。
夫のダイコンとからすみのサラダは、ダイコンの薄切りでからすみをサンドイッチにしたのが5つ並んでいる。
「すっげえボリューム!」と息子が言ったのはもちろん皮肉である。
私は今日のアントレ:小エビのカルパッチョ。小エビをどうして薄切りにできるのか楽しみにしていたら、叩いていた。アントレじは10から13ユーロ。

メインは、スモーク鶏の野菜包み蒸し、サレール産牛肉のゴマソース、鮭の蒸し焼き、ゴマと味噌ソース・・・20から24ユーロ。
付け合せの“今日のご飯”(ニンジン入り炊き込みご飯。白いご飯はない)、お浸し、サラダなどは別料金になっている。
レンコンチップスつきの牛肉ステーキを選んだ人は満足していた。
鮭は一切れが3つに切られ、違ったソースがかかっている。どれも、ほのかに味噌、さりげなくゴマという薄味で私は好きだったが量は少ない。
鶏の包み焼きはニンジンとアスパラが入っていて、ゴマソースがついている。

軽くて凝った味。フランス人が好きな“質と値段の関係”でいえば、高めである。
正統派の日本料理を期待してくる人や、ボリュームを求める人はがっかり、いや腹を立てるかも。
つまり、食べ盛りの子供を連れてくるところではない。でも主賓の夫はウサギ体験に満足していたからまあいいか。
ニンジン嫌いの息子は、春巻きの中、鶏の中、付け合せにニンジン千切りサラダ、ご飯にまでニンジンでブツブツ言っていた(でも食べていた)。ハタと、ウサギの好物であることに気がついた。

USAGI:58 rue de Saintonge 75003
火から土、19時から22時半

この『リヴ・ゴーシュのホテル』というサイトに、デザートの味噌ケーキ、アヴォカドとメープルシロップのソルベなど、写真がいくつか載っている。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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