“地中海”でブイヤベース

オデオンからリュクサンブール公園に至る坂道を私たちは歩いている。
どこに行くんだろう?
私の誕生日に夫がレストランを予約して、どこかは内緒。ヒントは画家や作家がよく来る歴史あるお店。
「ポリドール?」
「ノン」
オデオン広場にたどり着いた。
「ラ・メディテラネ!」当たり!

1944年、ジャン・コクトーの友達で、芸術家の知り合いが多かったジャン・シュブルナが開いたレストラン。
メニューの表紙はコクトーのデッサン(↓)、壁の絵はベラール(Bérard) とヴェルテス(Vertès)とアートな雰囲気。

mediterranee1.jpg

ブルーに塗られた外観や日当たりのいいテラスは、南仏のレストランのようだ。
あの青木定治さんもこのレストランで修行していたことがある。一時落ち目になったけど、12年前にオーナーが代わり再浮上。平日というのに満員だ。今でも作家や映画俳優、歌手など有名人が来るらしい。

メニューは“地中海”という名前の通り、魚料理がお得意。アントレには、マグロのタルタル、小サバのトマトマリネ、インゲンとからすみのサラダ、スズキのカルパッチョ、からしソース・・・メインは名物のブイヤベース、スズキのオーブン焼き、鯛のトマトと蜂蜜照り焼きなど。
アントレに選んだ小サバのマリネ、香草入りトマトのソースの分量も程よく上品。メインに子供たちはスズキさん、皮がパリッと焼け、細かく切ったナスやズッキーニに松の実が入った変形ラタトゥイユが付け合せ。
バッグにちゃんとカメラが入っていたのに、それを思い出したのは、娘が「あーもう動けない」とつぶやいたデザートの後。
私は2つのことを同時にできない人間らしく、食べることに専念していた。残念というかアホというか・・・

私と夫は当店名物のブイヤベース。ブイヤベースってザリガニとかカニの足が殻ごと入って鍋で出てくるダイナミックなのを想像していたら、ご覧のように(レストランガイドから借りた写真)上品な盛り付けでちょっとがっかり。
でも濃厚な魚のスープに、煮加減がちょうどいい鱈やひめじ、味はなかなか。

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地味な色調の壁画にライトがあたって浮かび上がる。

salle.jpeg

チョコレートムースを食べ終わって「ふー、食った食った」
mousse.jpeg

記帳にサインしていった有名人たち。ボテロ(1998年)

botero98.jpg

ジェーン・バーキン(2005年)
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そしてミック・ジャガー。カーラ・ブリューニと一緒だったりして!
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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