嫉妬深いのは欠点か?

友達のマルクに久しぶりに会ったら、3年一緒にいた彼女と別れたという。
その彼女は-私は会ったことはなかったけど-すごく嫉妬深いという話を聞いていた。
マルクは、 通称“Kiné(キネ)”と呼ばれる Kinésithérapeute(マッサージ師)。嫉妬深い女にとっては厄介な商売だ。
その上、2人のアパルトマンがマルクの診療所の向かいの建物にあり、おまけに彼女はうちで仕事をするイラストレーター。
窓から診療所の入り口をチラチラ見張っていて、夜帰ると、
「あのマダム、今日はやけに長くいたけど何故?」とか
「入り口でずっとおしゃべりしていたあの女は何者?」と尋問されるという。
それを聞いただけで「あなた、マゾ?そんな女、やめちゃったら」と言いそうになった。
でも嫉妬深い女が好きな男も少なくないからね・・・

彼はダイヴィングが趣味で、時々エジプトの紅海まで潜りに行く。彼女は頻繁に電話してきて、「どうして一日中、ケータイ切ってたの?!」と詰問するんだって。海に潜っているとき携帯が取れないことくらい私にだって知っている。

それでも続いていた2人が、どうして別れることになったかというと、「チョーカーの紐が原因なんだ」とマルク。
「彼女が自分でチョーカーを作るというんで、一緒にアクセサリー屋に行った。黒いサテンの紐を買おうとしたんで、隣にあった革の紐を『これもいいじゃない?』と見せたんだ。結局彼女はサテンのを買って、店を出たとき、『その女は誰よ』って詰め寄るんだ」
「どの女?」
「だろ?ボクも何のことかわからなかった。そしたら『革のチョーカーをしている女は誰なのよ!』」
「それはスゴイ!」

マルクのモト彼女はイタリア人だけど、概して南に下るほど嫉妬深いようだ。
義弟の彼女はコルシカ出身で、やっぱり監視の目を光らせていたけど、ついに一緒にレストランを開いた。これで一日中、見張っていられるというわけだ。でも義弟にとって、嫉妬は愛情の表れ、満更でもなさそうだ。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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