サルコ・ゲート?

ベタンクールの財産管理会社で会計をしていた女性クレール・Tがメディアにすっぱ抜いたことの続きです:

2008年、クレール・Tは税金申告の期限に遅れ、真っ青になって税務署に電話した。
ふつうの人は一日遅れても10%の追徴金を取られる。ベタンクールの10%は400万ユーロ(4億8000万円)とハンパではないので、クレールは「首が飛ぶ!」とパニックになった。
そしたら、電話の向こうで税務署員は「ご心配なく。リリアンヌ・ベタンクールさんに罰金はありません」とクールに笑ったそうだ。
フランスの金持ちがさらに金持ちになり、貧乏人が貧乏なままなわけだ。

元会計係のインタビューに成功したのは MEDIAPARTという有料ニュースサイト(一ヶ月9ユーロ)。ル・モンド、リベラシオンなどのジャーナリトが2008年に開設した。このスクープで一挙に有名になり、購読者が5000(そんなもんかね)人増えたそうだ。
ベタンクール財産管理会社を仕切るパトリス・ド・メストゥルは、クレール・Tの証言を全否定。
政治家の中からは、でっちあげだ、名誉毀損で訴える、という声もあるけど、MEDIAPARTはクレール・Tがしゃべった通りを記事にした、とその真実性を主張している。

リリアンヌ・ベタンクールから絶対の信頼を得ているという黒幕、パトリス・ド・メストゥル
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ところが、そのクレールさん(すでにクレール・ティブーという実名が出ている)、警察から証言を求められ、サルコジがベタンクール夫妻から“封筒”を受け取っていたことを、「そんなこと言っていない」と否定し始めた。アララ・・・
サルコジの側近たちは、この証言で“大統領の無実が証明された”と喜んでいるらしい。
このスキャンダルが「サルコ・ゲート」なんて呼ばれ始めていたからね。

でもサルコジの選挙戦で、UMP党の経理係もしていた予算相エリック・ヴァルトがお金を受け取ったことは事実らしい。つまり、不正政治資金を受け取ったことは同じじゃん・・・喜ぶの早くない?

今日は、クレールのボス、パトリス・ド・メストゥルが家宅捜査を受けている。何が出てくるか楽しみだ。


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コメント
こんばんは。まぁ、お金持ちの世界 奥が深くて 本当に小説より面白いです! まさか、娘さんもこんな展開になるなんて思ってなかった?盗聴器・・・・・。
それにしても サルコジはどうなるのかな?
Re: タイトルなし
macannzuさま

返信がこんなに遅れてごめんなさい。
超金持ちの人たちは、すごく社交的でたくさんの人に取り巻かれているように見え、その多くはお金が目的。お金持ちって本当に幸せなのか、と思います。
サルコジはシラを切り通せたとしても、疑いは残るでしょうね。支持率は最低ですから。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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