味覚にまで影響するマンガの力

毎晩、懐かしい友人たちに会ってご飯を食べる。
ちゃんとした和食のお店だと6時くらいで、居酒屋に行くときは8時か9時と時間はまちまちだ。
習慣から、6時に夕食は早いので、お昼を早め軽めにするとか、いっそのこと抜くくらいにしないとお腹が空かない。
その日は、渋谷の懐石レストラン山城屋庄蔵に大学の友達大勢と行くことになっていたのでお昼抜き、お店に着くころ娘たちは、
「お腹が空きすぎて気持ち悪い」までになっていた。
このレストランはお任せコースのみで13歳以下の子供お断り。娘たちは老けてみえるので「大丈夫とは思うけど、もし歳を聞かれたら15歳よ」と言ってあった。
豚骨の煮こごり、赤オクラ、白ナスのお浸し、はもとウニの茶碗蒸しなど、普段は食べない食材の凝った料理が、ほんの一口ずつ次から次へと出てくる。私にはとても美味だったが、娘たちは「味がない」「食感がヘン」とヒソヒソ言い合っている。
料理長は正しかったのだ。老けてみえても実は13歳の彼女たちには繊細すぎる味、豚に真珠であった。

翌日、居酒屋で鶏のから揚げやや餃子と再会し「Trop bon!」とモリモリ食べていた。
大人でもフランス人は、しっかり味がついたもののほうが好きだ。ご飯にもお醤油かけるし。パリに懐石の店が現れない(私の知る限り)のはそのせいかな。

エマがDangoが食べたいと言う。
「団子?どうしてそんなモン知ってるの?」と聞くと、マンガに出てきたそうだ。

dango.jpeg

漫画に度々登場するラーメン。
パリでも時々作るから、お箸さばきもすすりあげる音も食べるスピードもなかなかのモン。

ramen.jpeg

しかしマンガの威力はすごい。懐石料理が出てくる漫画はないんだろうか。
日本にいる間、ラーメンやから揚げばかり食べさせられるハメになったらかなわない。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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