変化の9月

私の朝はFrance Interというラジオをつけることで始まる。
ニコラ・ドゥモロンというキャスターが総合司会の3時間に渡る番組で、ニュース、その日の新聞の大見出しの抜粋、話題の映画や本など。
中でも政治家をスタジオによんで視聴者が質問できるコーナーが人気だ。減らず口では有名な政治家たちが、ニコラ・ドゥモロンの突っ込んだ質問でタジタジとなるのが面白い。大勢の中から選ばれた視聴者が得々として質問するのを聞いていると-全然どうってことない質問も多い-「フランス人って自分の意見を披露するのがホントに好きなんだ」と関心する。

そして何よりニコラ・ドゥモロンの元気な声で、少しずつ目覚めるのが快感だった。
7月、8月は夏にちなんだ特別番組になるので、9月になってまた彼の声が聞けるかと思ったら、別のキャスターだ。なぜなぜ?と思っていたら、ドゥモロンさんはEurope 1という別のラジオ局に引き抜かれて夜のニュース番組担当になったんだと。
その理由は、「1週間のうち5日間、未明に起きるのがしんどくなった」

この番組は2006年に7時-9時半だったのが、人気で7時-10時になり、ライバル局を出し抜くため今年1月から6時半-10時になった。そのためには毎日午前2時起きで、3時にはスタジオに入って準備を始める。
朝市に店を出す商店は3時起きだというからそれより凄い。早朝というより深夜だ。
「家族や友達とすれ違いばっかりで生活がない」という理由はよく理解できる。
一度だけ早朝の飛行機に乗るため3時半に起きたことをまだブツブツ言っている私だもの。
そんなわけで、ニコラ・ドゥモロンで目覚めていた私の朝は変わってしまった。

声に恋していたので、顔は見ないほうが良かったかも。

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もうひとつはニュースで聞いた話。
ブルターニュの町の小学校にヴァンサンという男の先生がいた。ところが9月、ヴァンサンはマルティーヌという女の先生になって現れた。夏休みの間、性転換手術を受けたのだ。
校長先生は父兄に事態を説明した手紙を送り、「混乱がないように日々の努力が大事」と語っていた。
インタビューされた子供の一人は「意思を貫いたのは勇気がある」と親が言っていたに違いないせりふを繰り返し、もう一人の子供は「なんか変・・・」
こっちのほうが真実味がある。

娘は中学4年生(フランスは小学校が5年で中学校は4年間)になった。この前中学に入って、科目によって教室が変わるのに慣れないでウロウロしていたと思ったら、もう最終学年、一番の年増だ。
夕方、モノプリに入ったら、友達数人とマニキュアや口紅を試しているのに出くわした。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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