がっかりのジュリア・ロバーツ

美しい女優はたくさんいるけど、ジュリア・ロバーツは眺めて心地よい美しさ。特に大口を開けて笑ったときが素敵だ。
女好きで、結構モテていた故ミッテラン大統領が、「ニューヨークのカフェでジュリア・ロバーツと向かい合いで朝食をとるのが夢」のようなことを言ったそうだけど、わかる気がする。

『Eat Pray Love』(フランス語タイトル『Mange prie aime』)のプロモーションでパリに来て、ELLEをはじめ女性誌の表紙を大口笑顔で飾った。
この映画、久々の主演作品なんで話題になったけど、批評は良くない。かなり悪い。
でも、ジュリア・ロバーツの笑い顔を見るだけでも、と渋る娘を引っ張って映画館に行った。なるほど批評は正しかった。

mangeprie_affiche.jpg

一言でいうと、イタリア・インド・バリの観光局が共同で作ったプロモーションフィルム、イメージキャラにジュリア・ロバーツを使いました、みたいな感じ。
現実にあった話を映画化しているそうだけど、自分探しの旅に出る、その動機もイマイチ共感できない。
離婚した後、年下っぽいわりとイイ男に出会い、愛されているのに-コインランドリーで彼女のランジェリーをきれいにたたんでくれるような人なのに-夜中に泣いているわけもよくわからん。
一方、観光局では、イタリアがダントツに成功している。ローマの街の、古い建物の色合い、何もしない贅沢、美味しいものを時間をかけて食べる贅沢・・・トマトがどっさり入ったスパゲッティや茹でたてのアスパラガスにオリーブオイルをひと垂らし!
農産省まで協賛してるのかと思うほど、食べ物が美味しそうに撮られている。

このレストランでスパゲッティを食べるジュリア・ロバーツの口元を、しばしカメラが見守る。スパゲッティを美しく食べるのは女優でもかなり難しそうだ。
mangeprie.jpg

舞台がインドになった時、娘と「出ようか」と言い出し、でもタイミングを失ってズルズル観ているうちに、バリに到着。
ジャヴィエ・バーデムが出てくると、その存在感で画面に厚みが出るような感じがした。

mangeprie2.jpg

名優ってこういうもんなんだ。結局、最後まで見てしまった。
映画館を出ると娘が一言:「イタリアに行きたい」
やっぱり観光プロモーション映画なんだ。

『Mange prie aime』
リアン・マーフィー監督
UGC、GAUMONT系などあちこちで公開中

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コメント
旅に出た理由は女性なら理解できます。
男の脳の足りなさに我慢ができなくなれば同じ行動に出るでしょう。
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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


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