ダンスを習う男たち

週に一回、ダンス教室に通い始めて、もうすぐ2ヶ月。結構楽しいんで続いている。
同じクラスの女子は、普通のOLで、年齢は25~30歳が多い。パーティで恥をかかずに踊りたい、という私のような動機の人が多いみたいだ。
一方男性は、年齢層が幅広く、すごく若い子から60代までいる。
見るからに内気そうな、学校では優等生で孤立していた雰囲気の青年が2人。うち1人はマザコンっぽくて、母親に言われて来ているのかも。ダンスでもできなければ女性と知り合う機会がない、という切羽詰ったものを感じる。
いつもワインの匂いをプンプンさせている50代の男性(クラスは19時から)。飲みっぱなしの人なのか、酒でも飲まなきゃ女と踊れん、ということなのか。
踊るときには相手の目を見ること、と言われたらしく(気のある同士で踊るときには見つめ合うだろうけど、初級のダンス教室からそんなことやってられない)ずっと目を見る人。かなり鬱陶しい。急にキッと見返したりすると、慌てて目を逸らす。

男性と女性でステップが違うので、女性のほうが人数が多いときでも女同士では踊らない。次々相手を変えながら、カップルで踊る。
手にまでびっしょり汗をかく男性がいて、次の人に移行する前に、そっとスカートで手を拭いたりしている。
濡れた手は気持ち悪いけど、手はメッセージを伝える大切な場所だということを知った。
イニシアティヴを取るのは常に男性というマッチョな世界、手を引かれれば、男性側にクルリと回り、押されれば反対側に回る。
女性を押して回すのをpivot(軸)といって、男たちはこれが大好きだ。日ごろの鬱憤を晴らすかのように、喜々としてエイヤーッと押すので、よろけたり、1メートルくらい飛ばされたりする女性が続出する。

つまりですね、ダンス教室に来る男たちは、コンプレックスや欲求不満解消が目的みたいな人もいて、なかなか面白いのである。


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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