ヴァレリア・ブルーニ・テデスキという女優。
大抵スッピンで、着ているものも普通で、髪も「いつ梳かしたの?」という感じ(の役柄が多い)。
つまりいつも「いざランウエイ!」ように決めまくっている妹、カーラ・ブルーニとは正反対の印象だ。

でも、妹より女っぽく、映画ではかなり強い存在感。

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去年公開されたセドリック・カンの『Regrets(後悔)』がカナル・プリュスでかかった。

マチュー(イヴォン・アタル)はパリで奥さんと一緒に建築事務所をやっている。
母親が危篤になって駆けつけた故郷の町で、昔の恋人マイヤが夫と子供と歩いているのに遭遇する。
一瞬、ふたりの視線が絡み合う。
数時間後、マイヤ(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)から電話。
「さっきは挨拶もしないでごめんなさい。今からうちに来ない?」
15年前にふったのは自分の方なのに、再会に心乱れるマチュー。夫の帰りが遅いのをいいことに、マイヤを押し倒してしまう。
忘れていた情熱に火がついた。
一方マイヤは、「15年間、忘れた日はなかった」と言いながら、アヴァンチュールに消極的。
「2人とも結婚しているのに・・・こそこそ隠れてホテルで情事なんていや。もうやめましょう」
しかし、マチューはもう後戻りできないほどマイヤにのめり込んでいた・・・

regrets_affiche.jpg

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキは切れ長の青い目がすぐ潤んで、欲望や、悲しみや、怒りを漂わせる。役柄でいうと“薄幸の女”が似合う。フワンソワ・オゾンの『ふたりの5つの分かれ路』もそういう役柄だった。
暗い、ちょっと重い-こんな女と深みにはまったら大変なことになる-印象。
でも、哀しそうな青い目でじっと見られたら、家庭も仕事もどうでもようなるような・・・ファム・ファタル。

とにかくこの作品『Regrets(後悔)』では主人公の2人が上手い、というかすごいハマリ役。
日本では公開されなかったけど、機会があったら是非観て欲しい。
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキは、私生活では20歳近く年下のルイ・ガレル(フランス映画界で今、一番美形といったらこの人じゃない?)と一緒に暮らしているのだ。
姉は年下美形、妹は権力者嗜好・・・ともに好みの男性(しかも№1!)をしとめたというわけ。
親はどういう教育したんだろう?


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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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