ベンアリ大統領が国外逃亡し、23年間続いたチュニジアの独裁が崩壊したのは3週間前。今はエジプトやイ
エメンのアラブ諸国に飛び火しているが、フランスでは国務大臣ミッシェル・アリオマリー攻撃が過熱している。

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MAM(Michèle Alliot- Marieが長ったらしいので“マム”と略される)は、チュニジアの反政府革命が拡大してきたとき、
「世界的に知られたフランスの治安維持のノウハウを用いて暴動を鎮める」提案をした。
このベンアリ大統領を支持する発言は、左派やジャーナリストに叩かれ、日本だったら即辞職だろうけどしないので、「辞職しろ」の声が少なくない。
ベンアリ大統領一家は国民から搾取して贅を尽くし、奥さんは3000足の靴のイメルダ・マルコスといい勝負だったらしい。
さらにこの週末、MAMが、航空会社を持つチュニジア富豪の用意したプライベートジェットでバカンスに行っていたことが発覚し、バッシングは激化するしかない。
それに対し、私は国務大臣だが、バカンスのときはMichèle Alliot- Marie個人だ、とか、過酷なリズムの仕事なので、たまには息抜きも必要<プライベートジェットで送り迎えしてもらわなくても息抜きはできるだろう)という弁明をしてさらに立場を悪化。

ミシェル・アリオマリーは65歳、パーティのおめかし。右は高等教育相のヴァレリー・ペクレス。
日本で女性政治家がイヴニングで肌をあらわにする日がくるだろうか?

mam-pecresse-1010.jpg

さて、国務大臣ministred’Etatは首相の次、他の大臣より重要な役職。MAMは2002年に国防相になり、内務相、海外領土相と途切れなく大臣を続けている唯一の女性だ。

1983年に政治家・作家のフランソワーズ・ジローが、
「女性が男性と本当に対等になるのは、大切な役職に無能な女性を任命したときだ」という名言を残しているが、「ついにその日がきた。ありがとう、ミッシェル・アリオマリー!」
これは新聞に投稿した読者の痛快な皮肉。
フィヨン首相はまだMAMを弁護する発言をしているけど、政府内での風当たりも強いらしい。
だってこの件がサルコジのバカンス(友達の富豪のプライベートジェットで往復)を国民に思い出させて、また支持率が落ちたからだ。フフフ・・・

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プロフィール

Author:長谷川たかこ

この国に住もう!と決めたのは13歳のとき。それが実現したのは10年以上経ってから、それから30年の月日が流れました(計算しないで!)
現在フレンチ・コード主宰。訳書多数、著書3冊。夫1人、子供2人、猫2匹と暮らす騒がしい毎日。映画と料理とデビッド・ボウイが趣味。


長谷川たかこ

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